【FEATURES】Motion City Soundtrackのファイナル・ジャパン・ツアー前にチェックすべき「ベストMCSソング 12選」
今年3月に無期限の活動休止を発表し、来月9/12、9/14に大阪、東京で最後のジャパン・ツアーを行うMotion City Soundtrack。今回のファイナルツアーには2013年に脱退したドラマーTony Thaxtonも参加し、デビューアルバムから2012年作「Go」までMCSサウンドを作ってきた5人でのライヴとなります。そんな彼等の活動をアルバムを通して振り返りつつ、最後のライヴを楽しむために欠かすことの出来ない「ベストMCSソング 12選」をご紹介!MCS好きはもちろん、まだMCSを聴いたことがない人も、以下をチェックして気に入った楽曲があったなら、ぜひ最後のライヴに遊びに行くことをオススメします!最後のチャンスを絶対に逃すな!!
チケットは各種プレイガイドにて発売中!詳細はsmashオフィシャルサイトをチェック!
Motion City Soundtrack 「So Long, Farewell Tour」:
2016/9/12 (MON) 大阪 梅田 CLUB QUATTRO
2016/9/14 (WED) 東京 渋谷 CLUB QUATTRO
デビューアルバム「I Am The Movie」
元々は2002年にセルフリリースしていたアルバムに4曲を追加収録し、2003年に再リリースしたデビューアルバム。Matchbook RomanceやFrom First To Lastと同時期に新人バンドとしてEpitaph Recordsと契約し、ムーグを取り入れた独自のエモロック・サウンドが徐々に注目を集め、2004年にはBlink-182のオープニングアクトとして初来日を果たしている。“The Future Freaks Me Out”, “My Favorite Accident” は今なおライヴでは外せない定番曲だ。
1. “Cambridge” (2003年 1st「I Am The Movie」収録)
2. “The Future Freaks Me Out” (2003年 1st「I Am The Movie」収録)
3. “My Favorite Accident” (2003年 1st「I Am The Movie」収録)
2ndアルバム「Commit This To Memory」
Blink-182のMark Hoppusをプロデュースに迎え、ミックスにはエモの名プロデューサーMark Trombinoも参加した2005年リリースの2ndアルバム。アルバムはBillboardのインディペンデント・アルバム・チャートで2位を獲得、TOP 200チャートでも72位にまで登りつめ、バンドの代表曲でもあるヒットシングル “Everything Is Alright” も収録したこのアルバムでブレイクを果たした。翌2006年にはレーベルメイトのMatchbook Romanceと共に「Epitaph Showcase」で再来日も果たしている。
4. “Everything Is Alright” (2005年 2nd「Commit This To Memory」収録)
5. “Attractive Today” (2005年 2nd「Commit This To Memory」収録)
6. “Hold Me Down” (2005年 2nd「Commit This To Memory」収録)
3rdアルバム「Even If It Kills Me」
前作のブレイクから2年、2007年にリリースされた3rdアルバム。本作ではThe CarsのRic Ocasek、Fountain Of WayneのAdam Schlesinger、Girls Against BoysのEli Janneyという3人をプロデューサーに迎え、フロントマンJustin Pierreがツアーで声を枯らさないために今までよりもソフトに歌うようにしたという本作は、シングルとなった “It Had To Be You”, “This Is For Real” をはじめ、MCSらしいグッドメロディーが詰まったポップな楽曲が多く収録された作品となっている。そしてブレイク後待望の新作だったということもり、Billboard Top 200チャートで16位、オルタナティヴ・アルバム・チャートで5位、インディペンデント・アルバムチャートでは1位を記録するというさらなる大躍進を遂げた。また同年フジロックのメインステージにも出演している。
7. “It Had To Be You” (2007年 3rd「Even If It Kills Me」収録)
8. “This Is For Real” (2007年 3rd「Even If It Kills Me」収録)
9. “Broken Heart” (2007年 3rd「Even If It Kills Me」収録)
4thアルバム「My Dinosaur Life」
Epitaph RecordsからColumbia Recordsに移籍し、2010年にリリースしたメジャーデビューアルバムであり唯一のメジャー作品。本作では2ndアルバムを手掛けたBlink-182のMark Hoppusを再びプロデューサーに迎え、彼等の特徴の一つでもあるムーグを抑えつつもMCSらしさはそのままにストレートなロックサウンドを作り上げている。そしてこのアルバムはBillboard Top 200チャートで15位にラインクインというバンド史上最も上位を記録、様々な音楽メディアからも軒並み高評価を受ける作品となった。中でも1stシングルにもなった “Her Words Destroyed My Planet” のメロディーは珠玉。
10. “Her Words Destroyed My Planet” (2010年 4th「My Dinosaur Life」収録)
5thアルバム「Go」
古巣Epitaph Recordsに復帰し、バンド自身のレーベルThe Boombox Generationと共同で2012年にリリースした5thアルバム。バンド自身とMetro StationやSing It Loudのエンジニアを務めた長年の友人でもあるEd Ackersonの共同プロデュースによる本作は、Clombia Records離脱後にレーベルがない状態でレコーディングされており、バンドのペースで時間をかけてリラックスした中で制作されている。再びムーグをベースにしたリードシングル “True Romance” の甘酸っぱさを感じるポップな軽快さは彼等の心がそのまま表れているかのよう。バンドはこの年ASIAN KUNG-FU GENERATION主催のフェス「NANO-MUGEN FES 2012」に出演している。またリリース後の2013年には1stアルバムの頃からドラムを担当してきたTony Thaxtonが脱退している。
11. “True Romance” (2012年 5th「Go」収録)
ファイナルアルバム「Panic Stations」
昨年Epitaph Recordsからリリースされ、奇しくも最後のアルバムとなってしまった6thアルバム。Tony Thaxton脱退後、元Saves The DayのドラマーClaudio Riveraが加入し、活動を止めること無く続けていた彼等はSonic Youth, Dinosaur Jr.等を手掛けるJohn Agnelloをプロデュースに迎えて、Nirvanaのラストアルバム「In Utero」が作られたスタジオでレコーディングを開始。プロデューサーJohnの提案によりライヴ・レコーディングされた本作は、わずか14日間ですべてのレコーディングを完了、ライヴのエナジー、勢いをそのまま閉じ込めた作品を作り上げた。オープニングトラックの “Anything At All” を聴くだけでもそのエナジーは十分に伝わってくるだろう。また8/3にボーナストラックも収録された本作の国内盤がリリースされているので、未聴の方はぜひそちらでチェックを!
12. “Anything At All” (2015年 6th「Panic Stations」収録)
番外編
アコースティックEP「Even If It Kills Me Acoustic EP」
2009年に日本でのみCDリリースされたアコースティックEP(海外ではデジタルリリースのみ)。原曲とはまた一味違うアコースティックならではのアレンジでMCSのグッドメロディーがより際立つ素晴らしい1枚。中でも1曲目に収録されMusic Videoにもなっている “Fell In Love Without You” はぜひ1度聴いてみて欲しい。
“Fell In Love Without You(Acoustic)” (2009年 「Even If It Kills Me Acoustic EP」収録)