【NEWS】Fall Out BoyのPATRICK STUMP、ブログに10周年を迎えた「TAKE THIS TO YOUR GRAVE」への思いをつづる。
Fall Out Boyの画期的なポップパンクアルバム「Take This To Your Grave」がリリースされてから、昨日でちょうど10年になる。フロントマンであるPatrick Stumpは、このアルバムや彼のバンドのこれまでの業績について振り返り、ブログに投稿した。以下でチェックしてほしい。
10年前の今日、僕のバンドは、デビューアルバム「Take This To Your Grave」をリリースした。僕たちは中西部に住む物を知らないただのオタク4人組だった。程よくモヤっとした「ザ・シンプソンズ」のキャラクターにちなんで名前を付け、「フェリスはある朝突然」のモブキャラみたいな人生を送っていた。僕たちは、次にすべきことへの準備が全くできてなかった。バンドの歴史上この時までは、僕たちは単純に、現実生活の圧力に屈せざるを得なくなる前に、何かしたかっただけだった。
僕らはこの活動を、大学の1学期をふいにしたことへの最高にカッコいい言い訳だと思っていた。会計士である僕の母も、かつてはミュージシャン(僕の実父)の妻だった。母は僕らに勝ち目はないと経験的にわかっていたし、ちゃんとした職に就くように検討しなさいと、僕に賢明に勧めてくれた。母のアドバイスを受ける代わりに、僕は先へと進みアルバムをレコーディングした。「Take This To Your Grave」はデモから始まった。デモは最高にラッキーなロングショットの雷を落としてくれた。当時、バンドはガタガタで将来性のない混乱をきたしているようだった。ドラマーもいなくてリズムギタリストもたくさんころころと変えていたところだった。
全員が、僕らグループの小さなポップ-パンクの冒険の旅のともし火がいままさに揺らめき消えていくという思いを抱いていたときに、偉大なショーン・オキーフが僕らの録音をしようと申し出てきた。僕らはウィスコンシンのマディソンの伝説的なスマート・スタジオで、3曲のデモをレコーディングする検討をした。僕らは「何だって言うんだ。やってしまおう」と考えた。僕らには録音する新しい3曲さえなかったが、誰だって元気なはったりをかましたがるものだ。セッションのほんの数日前に家族を訪ねた帰りの飛行機で、「Homesick at Spacecamp」を書いたのを憶えている。僕らは友達のアンディ・ハーリーにその曲のドラムを演奏してくれと頼んだ。彼はいいよと言った…その日の早いうちにシカゴで別のバンドの一アルバム全体のトラッキングした後、時間内にマディソンにたどり着くことができるだろうということでだったが。
僕は実はドラムを自分が演奏しなければならないだろうという仮定でショーンと確認した。僕らが文字通り「Dead On Arrival」の僕の最初のテークを始めようとしていたところへ入って来たのがアンディだった。色々な意味で思うが、Fall Out Boyの実際の始まりも同様に入って来たのだ。そう、その時点からずっとジョー、アンディ、ピート、そして僕は正式なバンドだった。あの2日間という気がするその間に録音した3曲の歌(「Dead on Arrival」、「Homesick at Spacecamp」、そして「Saturday」)が、今後僕らの最も永続するものの3つになって行くだろうし、そして確かに僕らの一人一人が自らスピーカーで聞いて、「ふん、まったくひどいってもんじゃない!」となった初めての経験だった。4つの以降のアルバムにおいて何度もあった「ひどいってもんでもない!」となった瞬間の基礎をつくったのだ。
で、10年が経った。ゴールドアルバム2つにプラチナが2つ、 MTV VMAに3回入賞、kerrangアワード2回、そしてグラミー賞ノミネート。ああっ、2週間前に二度目のビルボードナンバーワンアルバムになったばっかりだ。今ならこう言える。「ママごめんなさい。でもまともな職に就こうとは思わないよ。」 長年にわたって私たちをサポートしてくれているみんなに感謝します。これからもクレイジーであり続ける。
じゃあね。
パトリック。
翻訳: Conyac