【FEATURES】5 Summer Electro Anthems 〜この夏に聴くべきエレクトロ x ロック

エレクトロ/ダンス・ミュージックが大流行している昨今の音楽シーン。ZEDDやAvicii、Calvin HarrisにDavid Guetta、Steve Aoki、Madeon、新人ならばYears& YearsやAronChupaなど、最前線で活躍しているアーティストは枚挙に暇がない。そんなエレクトロ・ミュージック・ブームの波はロックシーンにも確実に押し寄せており、Ultra Music FestivalやSCREAM OUT FEST 2015に出演したBreathe Carolina、Vans Warped Tour 2015に出演中のエレクトロ・ユニットDrama Clubを始め、クロスオーバーした活躍を見せるバンドはここ数年で確実に増えている。
そもそもエレクトロxロックシーンが密接にリンクし始めた要因として、2000年代中盤、I See StarsやI Set My Friends on Fire、Family Force 5、Runner Runner、Blessed By A Broken Heart、Cash Cashといったエレクトロ要素やクランク要素を持ったバンド陣がブームとなったことが挙げられる。それまではエモ/スクリーモ/メタルコアといったサウンドがメインストリームとなっており、ロックシーンといえば激情的なイメージも強かった。そんな中でカラフルなファッションに身を包み、アップリフティングなサウンドを紡ぐエレクトロ・バンドたちは、音楽やファッションを存分に楽しみたいキッズの間で瞬く間に注目されていった。そしてそのムーヴメントに拍車をかけたのは時代が生んだスーパーヒーロー、Skrillexである。スクリーモバンドであるFrom First To Lastの元ヴォーカルという彼の存在は、数多のロックキッズの心を鮮やかに奪っていった。また日本においてはラウドロックにエレクトロの要素を取り込んだCrossfaithやFear, and Loathing in Las Vegasが凄まじい勢いでファンベースを築き上げたことも、このシーンの進化における重要な要素となっている。
2015年度においては、SONICMANIAでヘッドライナーを務めるThe Prodigyをはじめ、KrewellaやSmallpoolsなど、シーンを跨がり活躍を見せるアーティストやバンドがこぞって来日を果たす予定だ。そこで今回は、 現在Vans Warped Tour で全米中を虜にしているバンドやこの夏フェスで注目すべきバンドなど、この夏注目すべきエレクトロxロックアーティストをお届けしたい。
Metro Station
あの人気アイドル、Miley Cyrusの兄であるTrace Cyrusと、俳優のMitchel Mussoを弟に持つMason Mussoによるエレクトロ・デュオ。2007年のアンセム・ソングとなった “Shake It” を世に送り出した後、2010年にTrace Cyrusが脱退。その後もメンバーチェンジを繰り返し、2014年にTrace Cyrusが復帰し、現在のラインナップに落ち着いた。2014年にNew EP「Gold」をリリース、2015年にはFalling In Reverse のヴォーカル、Ronnie Radkeをフィーチャーしたシングル “Getting Over You” をリリースし話題に。そして6月には同曲を収録した配信限定作品「SAVIOR」を発売し、グループとしての勢いは急加速。 現在はVans Warped Tour2015に参戦しており、ほのかに切なさの漂うウルトラキャッチーなエレクトロサウンドとパーティーチューン満載のエネルギッシュなライヴパフォーマンスで再びシーンを大きく盛り上げている。
Modestep
UKはノースロンドン出身にて、2010年にJosh Friend & Tony Friend兄弟によって結成されたエレクトロ・バンド。Crossfaithも所属する名門マネジメント会社、Raw Power Managementに所属。ダブステップ/ドラムンベースにロック、ヒップホップ、ハードコアにグライムといった様々な要素をブレンドし昇華した鮮烈な音像と、オーディエンスの度肝を抜く卓越したパフォーマンス能力で自らの中毒者を続出させている。自身のツアー開催はもちろん、 Coachella Valley Music and Arts FestivalやUltra Music Festival、Download Festivalと言った巨大フェスにも参戦。二度目の参加となるSUMMER SONIC 2015でどれほど大きな爪痕を残してくれるかも楽しみなところだ。
Breathe Carolina
コロラド州デンバー出身。もともとは現在もヴォーカルを務めているDavid Schmittと、プログラミングやシンセサイザー、スクリームパートなどを担当していたKyle Evenによるエレクトロ・デュオであったが、2013年にKyleが脱退。その後ライヴや制作においてチームを組んでいた現在のメンバーを迎え入れ、4人体制となった。近年はよりEDMの要素を多く取り入れ、そのサウンドは現在進行形で進化を続けている。SCREAM OUT FEST 2015にヘッドライナーとして出演し、新木場Studio Coastを巨大なダンスフロアに仕立てたことも記憶も新しい。ロックシーン/エレクトロシーンからポップシーンまで、あらゆる音楽ファンを一瞬で虜にする唯一無二のバンドとして、今後の動向にも大きな期待がかかっている。
Krewella
2007年にイリノイ州はシカゴにて、Jahan YousafとYasmine Yousaf、Kris “Rain Man” Trindlの3人で結成。2013年にリリースされたファースト・アルバム「Get Wet」は全米アルバム・チャートで8位、そして全米ダンス・チャートでは1位に輝いた。Cash Cashを迎えて制作された超キラーパーティーチューン “Live For The Night” やFall Out BoyのPatrick Stump、blink-182の Travis Barkerをフィーチャーした “Dancing With The Devil” など、ロックキッズも唾を飲む極上のエレクトロ・ソングが収録された同作は日本でも高い評価を獲得し、SONICMANIA / SUMMER SONIC 2014にも出演。現在はKris “Rain Man” Trindlが脱退し、JahanとYasmine姉妹によるエレクトロ・デュオとして活動中。最新シングル “Somewhere to Run” はiTunesにて絶賛配信中となっている。SUMMER SONIC 2015にも出演が決定しており、こちらも要チェックだ。
Drama Club
2015年度のAlternative Pressによる100 Bands You Need To Know、そしてAlternative Press Japanによる36 Bands You Need To Knowにも選出された覆面エレクトロ・ユニット。DJ / ProducerのZeroと Andromedaによって2013年に結成され、2014年、Black Veil Bridesのツアー・サポートをFalling in ReverseやSet It Offらと共に務めたことで話題に。自らの音楽性を “Electro House / Shock Pop” と定義づける通り、タイトルでも感じるアナーキズムがそのまま音に込められた強烈なエレクトロ・チューン “Fuk It” や、インダストリアル/ゴシックのテイストも取り入れたドープな音像がたまらない “Halloween 365” など、刺激に飢えたキッズも大満足の衝撃的なサウンドでその名を轟かせている。現在参戦中のVans Warped Tour では、全米のオーディエンスを踊り狂わせている模様。
テキスト:Leyna Miyakawa

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