【FEATURES】The Wonder Years, Newアルバム「No Closer To Heaven」インタビュー 〜次の十年間も楽しみながら音楽をやっていく〜

2013年にリリースされたポップパンク史に光り輝く名盤「The Greatest Generation」以来2年振り5枚目となるNewアルバム「No Closer To Heaven」を完成させたThe Wonder Years。結成10年を迎え、シーンのトップを走り続ける彼らがどのようにしてこのアルバムを作り上げたのか?ギタリスト兼キーボーディストのNick Steinbornに語ってもらった。
“メインのテーマは、自分を取り巻く世の中と、そしてそれは決してそんなに悪いものじゃないよっていうものなんだ”
──バンド結成から10周年を迎えて、5枚目のアルバムをリリースと、今年は節目の年でもあると思いますが、10周年を迎えての感想を聞かせてください。
Nick Steinborn(以下Nick):僕はこのバンドはまだ6年目なんだけど、この6年間は最高だったね。最初のライブの観客は50人しかいなかったんだ。しかも、会場は小さなレンタルホール。だけど、今は大きな会場で演奏できて、たくさんの人が観に来てくれる。信じられないけど、最高だよね。
──また次の10年はどのようなものにしたいですか?
Nick:次の十年間も楽しみながら音楽をやっていく。それだけかな
──Newアルバムについて聞かせてください。今作はプリプロダクションからレコーディング完了まで1ヶ月ほどの期間だったそうですが、その前のソングライティング作業も含めて制作は問題なくスムーズに進んだのでしょうか?
Nick:プリプロダクションからレコーディングまで含めると、全部で7週間かかったよ。Steve Evettsとの楽曲制作は、思ったよりもスムーズだったね。楽曲制作の初期段階からプロデューサーが関わってくれると、彼がどういうことに気をつけてプロデュースするかがわかるから、すごく良い経験になったよね。
──プロデューサーSteve Evettsは今作を含めて3作続けての起用ですよね?
Nick:Steveとは、確かにこれで3作目だね。彼は本当に良い友人だよ。アルバムを作ろうってなったとき、プロデューサーは誰にするって話し合ったけど、満場一致でSteveだったね。彼との仕事はすごく楽しいんだ。
──前作がBillboard初登場20位と素晴らしい結果を出したわけですが、今作を制作する上でプレッシャーはなかったですか?
Nick:プレッシャーが全くなかったって言えば、嘘だよね。作品を出すってことは、それから先の数年間のバンドの在り方を示すものだから。だから、どんな楽曲を生み出せるかっていうプレッシャーは少なからずあるわけで。でも、結果としてそのプレッシャーを乗り越えられたんじゃないかなって、今は思うよ。
──あなた達の楽曲は歌詞もとても大事な要素になっていますが、今回アルバムを通してのテーマはあったのでしょうか?
Nick:メインのテーマとしては、自分を取り巻く世の中と、そしてそれは決してそんなに悪いものじゃないよっていうものなんだ。自分の思い描く世の中への理想と、その現実を知ったとき、そこに自分の存在の意味を知ることができる。そして、それはそれでいい。ありのままでいればいいっていうね。
── “Stained Glass Ceilings” ではLetlive.のJason Aalon Butlerをフィーチャーしていますが、どういう経緯で彼を迎えることになったのでしょうか?
Nick:楽曲制作に入る少し前に、DanとLetliveのJasonがアメリカの抱える人種差別問題について話し合っていたことがあったんだ。それで楽曲を制作しはじめたときに、Jasonの生い立ちや考え方が楽曲のイメージにぴったりだってなってね。残りの制作をDanとJasonのふたりでやってみることになったんだよ。Jasonは素晴らしいヴォーカリストだから、この作品ができたことがすごく嬉しいよ。
──アルバムから “Cardinals” をリードシングルに選んだのは何故でしょうか?
Nick:このレコードの最初を飾るにはぴったりの楽曲だと思ったからね。
──“Cardinals” のMusic Videoは楽曲の世界観が表現された、すごくエモーショナルなVideoになっていましたが、ワンカットでの撮影だったり、Soupyが人を抱きかかえて走る姿は大変だっただろうとも感じました。実際あのVideoの撮影はいかがでしたか?
Nick:ワンショットで撮影して、なおかつ全体を42秒くらいスローダウンさせているんだ。僕の撮影は簡単だったけど、Danは大変だったと思う。59kgもある若者を抱えて、1.6kmもの距離を走っていたからね。しかも、撮影は半日もあったから。
──それはかなり大変そうですね。また “Cigarettes & Saints” のMusic VideoではレーベルメイトでもあるDriver FriendlyのJeremi Matternが監督だったそうでが、彼との仕事はいかがでしたか?
Nick:Jeremiは素晴らしいディレクターだと思うよ。最高の友人のひとりでもあるしね。快適な撮影だったし、何よりも楽しかったね。彼は僕らのミュージックヴィデオの中でもベストな作品を作ってくれたんじゃないかな。
──今作はTWYらしさはしっかりありつつも、エモーショナルな部分はよりエモーショナルに、ポップな部分はよりポップになっていて、新鮮な印象を受けました。今作で、バンドとして新たな面を出そうという意識はありましたか?
Nick:そうだね。僕らの成長の証しと言うか、良くなった部分を表現したかったんだ。
──アルバムのプリオーダーの一部金額を寄付していましたが、改めてなぜ今回こういう形をとったのか教えていただけますか?
Nick:何かしらの形でチャリティーに貢献したかったんだ。だから、ああいった形をとれば、チャリティーのプロモーションにもなるし、ベストなアイデアかなと思ったんだよ。
──今年は2年振りにWarped Tourにも出演しましたが、今年のツアーはいかがでしたか?印象に残っているバンドなどはいますか?
Nick:Warpedへの参加は通算3回目かな。僕らにとっては、ハードじゃないツアーになったよ。暑いし、長期間に渡るツアーだけどね。もう馴れちゃったから。Pvris、Pup、Citizenはいつ観ても格好良いバンドだったね。
──今年2月には10周年記念で3枚のアルバムの全曲ライヴを地元で3日間に渡って行っていましたが、いかがでしたか?アルバムによってオーディエンスの反応の違いなどはありましたか?
Nick:10周年記念のライブは、本当に楽しいものだったよ。会場の熱気とエナジーがもの凄かったね。3日間ともたくさんの観客が来てくれたし、みんなの反応も全日程を通して、同じように凄く良かったよ。
──10月からはMotion City Soundtrackをサポートに迎えてツアーを行うわけですが、彼等とのツアーは今回が初めてですか?
Nick:彼らとは2013年のWarpedで一緒だったんだ。クラブ廻りのツアーで一緒になるのは、初めてだね。大好きなバンドだし、素晴らしいメンバーだよね。だから、ツアーが楽しみだよ。
──最後に再来日を待ちわびている日本のファンにメッセージをお願いします!
Nick:日本は大好きな国だよ!だから、早く日本でまたライブがしたいね!

The Wonder Years「No Closer To Heaven」
In Stores Now
KICK ROCK INVASION /Hopeless Records
EKRM-1332 / ¥1,944 (tax in)
Interview: Nobuya Fukawa / Translation: Ken-ichiro Arima

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