【FEATURES】Beartoothインタビュー:フロントマンCaleb Shomoが6月にリリースされるNewアルバム「Aggressive」を語る
2年振り、2枚目となる待望のNewアルバム「Aggressive」を6/3にRed Bull Recordsからリリースすることを発表したオハイオ,コロンバス出身メタルコアバンドBeartooth。フロントマンのCaleb ShomoがNewアルバムについて語ってくれた。
“ただ商業的な成功を得るために最初のファンベースを完全に遠ざけるようなことをするのは嫌いなんだ”
──楽曲制作のプロセスが2014年デビュー作「Disgusting」に似ているとおっしゃっていましたが、明らかに幅が広がっています。どのように幅が広がっていったのか教えていただけますか?
アルバムは僕が当初思っていたよりも多種多様になったね。僕はBeartoothの曲を書くときは、決してゴールを決めすに書くんだ。僕はその瞬間を曲にしたいし、その時頭にあるものをそのままの形で曲にしたいからね。このことが1stアルバムを実際に変えたんだ、僕はものすごく暗い状況だったから、アルバムがすごく自虐的で混乱したものになったんだ。今僕は人生も精神面もすごく良い状態で、たくさんのものに対してすごく良い感情が持てているんだ。だから、このアルバムはすごく楽観的なんだよ。1stアルバムがよりダークで自虐的なものだったから変な感じだけど、このアルバムはよりたくさんの怒りがあって、でも楽観的なんだ。
──「人が僕のことを気にしていないから今幸せだよ。」と言っていましたが、何かプレッシャーは感じていたのでしょうか?
今音楽で生活ができているし、ポジティヴでいられるからすごくいい調子だよ。今作は僕が今まで書いてきた曲の中でも気に入ってる。精神的にすごくいい状態になることで、「これは自分がどんだけ嫌いかについて書いたもう1つの曲です」っていうところから開放されて違う楽曲を書けたんだ。
──アルバムについて教えていただけますか?
アルバムは「Aggressive」っていうんだ。今僕が話したことを意味していているよ。Disgustingを書いていた時の場所にいることに飽々してたんだ。もううんざりだった。すごく貪欲に別の方向に動いてすべてを過去のものにした時点で、それについてのどんな問題もこのアルバムと一緒にうまくいきだしたんだ。
1stアルバムは僕とJohn Feldmannだけで書いたんだけど、今回のアルバムは1曲は(We Came As Romance, Of Mice & Menを手掛ける)David Bendethと作った。僕は彼のニュージャージーのスタジオに行って彼とミックスをしたんだ、彼はサウンドを捉えるのが本当にうまいからね。僕にとっては大きなことだったよ。このプロジェクトは個人的なものなんだ、ミックスダウンに至るまでね。1stアルバムの時は沢山の人に音を送ったんだけど、結局自分のミックスを使った。だから、他の誰かにお願いするのは大きなステップなんだよ。自分ではやりたくなかったし、自分でやるのが好きじゃないんだ、それに「僕が全部やったんだ、すごいでしょ」なんて言いたいわけでもないしね。僕は楽曲たちを行ける限りのところまで持って行きたいんだ。考えられる最高の方法で成功させたいんだよ。
──まるでいくつかのコントロールを手放すことによってより多くをコントロールしているように見えます。
そうだね、正直もっと考える余裕を持っていたいんだ、僕にとっては大きいものだからね…僕はアルバムの曲が大好きだし、自分のやったことに誇りを持ってる。もし僕がすべてを完全にコントロールしようとしたらたぶん良くはならないだろうね。だからちょっと他の人にお願いしたのは良いことだったんだよ。
──収録曲について何か教えていただけますか?
Bendethと書いた曲が “Fairweather Friend(都合のいいときだけの友人)” って曲でまさにそのことについて歌ってる。都合がいい時だけしかいない人が僕の人生の中でもたくさんいる。それが “Fairweather Friend” が意味するものだよ。彼等は状況が良くなると周りに現れるんだ。そんなやつらはクソだよ。それらの友人は自分の利益だけを気にしていて、彼等はやっかいなことを君に責任転嫁したいだけなんだ。
“Hated” っていう曲は実際に自分にとって個人的に大きなことなんだけど、自分の歌をもっと打ち出すことに挑戦してみたかったからスクリームの代わりに入れたんだ。つまり何曲かはストレートなスラッシュメタルで叫んでいてメロディーも一切ない、怒りがあって攻撃的なトラックなんだけど、僕はメロディーを歌うことも好きだから、さらにもうちょっと歌を打ち出したかったんだ。それが出来てすごく満足してるよ。曲にヘヴィーなリフがあっても、シンガーとしての自分をもっと打ち出すことはクールなことだと思ってる。この曲は大多数の人が嫌われることをどれだけ不安に思っているかについて歌っていてるんだ。誰かに嫌われるのは大抵自分に問題がある。問題を持っていて、彼等はそれに対処する必要があってもそれをしない。彼等はなりたい自分になるために辛い嫌なことを押し付けるんだ、嫉妬や何かと一緒にね。この曲は僕も骨身にしみていることだよ。
──今作のレコーディングはどのように始めたのでしょうか?
自分のスタジオで何曲か作ったんだ。自分ですべての楽器のレコーディングと、エンジニアリングをやって、さらにたくさんのことに挑戦したよ。前作でまったくやらなかったドラムに長い時間をかけたんだ。ドラムの良いサウンドを得るために長い時間をかけて、最高のドラムトラックを作るために努力した。良いものを作るためにケツに汗をかいて数え切れないくらい時間をかけたよ。
──アルバムをファンに聴いてもらうのが楽しみですね
もちろん待ちきれないよ。Beartoothを支持してくれている人たちのことを考えると、アルバムは彼等にとってすごくクールな作品になると思うよ。僕は最初から聴いてくれている人たちと成長していくのが大好きなんだ。それはこのアルバムでやりたかった大きなことの1つでもあるんだよ。バンドが一つのアルバムで成功を得て、ただ商業的な成功を得るために最初のファンベースを完全に遠ざけるようなことをするのは嫌いなんだ。1stアルバムのファンのための曲も何曲かある。1stアルバムに入っている2分のスラッシーなパンクソング “Dead” のパート2のような曲を書いたよ。すごく楽しくて、1stアルバムの良いバイブスをもったパート2のような楽曲を作ったんだ。どれだけ新曲に成長が入っているかを聴いたらみんな本当にワクワクすると思うよ。
「Aggressive」トラックリスト:
1. Aggressive
2. Hated
3. Loser
4. Fair Weather Friend
5. Burnout
6. Sick Of Me
7. Censored
8. Always Dead
9. However You Want It Said
10. Find A Way
11. Rock Is Dead
12. King Of Anything
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