【NEWS】インディーロックバンドBeach Slangが解散はしないと発表「君たちがいてくれるなら、僕たちは存続する」
フィラデルフィア出身インディーロックバンドBeach Slangが先日Salt Lake Cityで行ったライヴで、フロントマンのJames Alexがオーディエンスに「このライヴが僕たちの最後のセットになる」と語りライヴを早く切り上げ、さらにオーディエンスに「チケット代を返金しよう」と語りました。その瞬間ギタリストのRuben Gallegoがギターをアンプに叩きつけて先にステージを降りてしまうというハプニングまで起こり、ファンの間で解散の噂が飛び交いました。
— Tricep Meat (@matthewqnanes) 2016年4月29日
その後フロントマンJames AlexがバンドのFacebookページで、The Replacementsのバイオをまとめたハードカバー本「Trouble Boys」を引用して、解散はしないとのコメントを発表しました。
「『Westerbergはギターをプレイするのが大好きだったんだけど…突然彼はギターのボディーを掴んでアンプにネックを叩きつけてギターを完全に壊してしまった。その後サウンドマンのBrendan McCabeが彼に何がショックだったのか聞いた。「Paul,なんであんなことをしんだ?なんでギターを壊した?君はこのギターが大好きだっただろ?」と。すると彼は「僕と君とは違うんだよBrendan」「君は大好きなものは大事にするだろ。僕?僕はそれを壊すんだ。」とBrendanに語った。』
僕は最初に「Trouble Boys」のその部分を読んだ時「Fuck, そうすることがすごいとでも思ってるんだろ。自分の大好きなものを壊してロマンチシズムにでも浸ってるんだろ。」って思ったんだ。たぶん僕はただのめちゃくちゃな子供だったんだ、彼にはそんなことをする価値がないと思ってた。なんでかは分からないけど。Salt Lakeのステージを降りた後にBeach Slangは終わらせようと思っていたんだ。ホテルに歩いて戻っていたら、ライヴに来てた女の子が駆け寄って僕をハグして心からこう言ったんだ「解散しないで。私たちにはあなたが必要よ。」って。すぐに僕が間違っていたって理解したよ。愛情もなくなって、何も見えてなかったんだって。それに彼が大好きなものを壊したことはロマンチックなことなんかじゃなかったんだって。」「君たちがいてくれるなら、僕たちは存続する」