【NEWS】Victory RecordsがA Day To Rememberとの訴訟について声明を発表
Victory RecordsがA Day To Rememberとの訴訟について声明を発表しました。今回の声明はフロントマンJeremy McKinnonが語った英雑誌「Kerrang!」へのインタビューに対する返答として発表されたもので、レーベルから直接プレスリリースという形で送られてきた声明文には、「レーベルはバンドに対する訴訟はしていない」「事実、A Day To Rememberが2010年という早い時期に内密に訴訟の準備をし始めていたことは予想外でした」と記載されていました。以下、声明文の全文をチェック。
「バンドA Day To Rememberによって起こされた訴訟に言及したKerrang! Magazineの最新記事への詳細な返答をお送りします。特にバンドのリーダーJeremy McKinnonの真実ではない声明に返答するために、Victory Recordsは以下の情報を公開しなければなりません。Victoryは訴訟を起こしておらず、訴訟はA Day To RememberがVicotryとの残りのレコーディング契約を回避するためにやったことです。事実、A Day To Rememberが2010年という早い時期に内密に訴訟の準備をし始めていたことは予想外でした。
訴訟の焦点はA Day To RememberがVictory Recordsと何枚のアルバム契約をしたかということです。訴訟を起こす前、ADTRは5枚のアルバム契約を果たしたとVictoryまたは公に対して主張することは一度もありませんでした。彼等は作品のマーケティングに関して一度も自己主張したことはなく、アルバムのプロモーション、流通に落ち度はありませんでした。ADTRがVictoryのアーティストとして考えられていた間、彼等は印税に対して決して不満を言うことはありませんでした。
Kerrang!の最新記事の中にも書かれていますが、事実上2006年以降にリリースされたADTRのフルアルバムは、Victoryからリリースされた3枚のアルバム(2007年作「For Those Who Have Heart」2009年作「Homesic」2010年作「What Separates Me From You」)と「Old Record」(以前Indianola Recordsからリリースされていたものを2008年に再リリースしたもので、契約とは別)、2013作「Common Courtesy」(5thアルバム)、そして今回の「Bad Vibrations」(6thアルバム)です。ADTRが契約した最初の2年で13枚のアルバムを提供したという不合理な主張は、常識的にも、論理的にも、現実的にもあり得ません。
Victory Recordsはバンドがこの訴訟を起こした後でさえも、A Day To Remenberに印税を払い続けました。ADTRが訴訟中に、VictoryのHot Topicでのマーチャンダイズのセールスを妨害してきた時に、Victoryは印税を払うことを止めたのです。このような状況は、ADTRの重大な契約違反に基づいて支払いを保留することが許されるとして、Victoryは訴訟の中で「相殺」を主張して反訴しました。これにはADTR.comを通して小売店に売っている音楽、マーチャンダイズ、Victoryとの契約がありながらそれを拒否した2枚のアルバムを含みます。これらの違反の結果、Victoryは数百万ドルの被害を受けています。
2011年の8月(ADTRが訴訟を起こした2ヶ月後)に、Victoryはまずこの訴訟を解決するために多くの和解案を提供しましたが、それらはバンドに拒絶されました。ADTRは2013年に再び和解案を拒絶しただけでなく「Common Courtesy」を自主リリースしました。これは彼等が訴訟を解決するつもりが全く無いという、非常に明らかな指標でした。」