【FEATURES】Waterparks,デビューアルバム「Double Dare」インタビュー:「Jimmy Eat World、Fall Out Boyがすでにやったことを繰り返すだけなんて意味がない」

AP JAPANフリーペーパー10月号にも掲載!
今年3月にGood CharlotteのBenjiプロデュースによるEP「Cluster」をリリースし、その後Warped Tour全日程、UKのフェスReading & Leeds Festivalにも出演するなど国内外で注目を集めているポップロックバンドWaterparksが待望のデビューフルアルバム「Double Dare」をリリースする。再びBenji Maddenとタッグを組んだバンドは、ジャズ、ヒップホップ、インディー、エレクトロ…様々な要素を曲に取り入れ、ポップパンクに留まることのない新しい音楽作品を目指したという。次の時代を担うであろう注目新人バンドはいかにしてデビュー作を作り上げたのか?フロントマンのAwsten Knightに訊いた。
“例え完璧なポップロックやポップパンクのアルバムを作ったとしても、それはもうAll American RejectsやJimmy Eat World、Fall Out Boyがすでにやっていることでしょ。2016年にクリエイティブなことをしているのに、10年前に他の人たちがやったことを繰り返すだけなんて意味がないと思うんだ”
──初のフルアルバムリリースおめでとうございます。まずは初のフルアルバム制作の感想を聞かせてください。
Awsten Knight(以下Awsten) : ありがとう!初のフルアルバムは最高だったよ。たくさんの楽曲を持ってプロジェクトに入っても、いつもなら楽曲を結構カットしないといけないんだけど、フルアルバムだとその3倍は収録できるからね。それによりたくさんの楽曲をレコーディングすることができたから、今までやりたくてもできなかったかっこいい別のアイデアを試すことができたんだ。それをやっとみんなに聴いてもらえるなんて最高だよ。
──今年はEPをリリースしてから、Warped Tourを始めツアーやフェスへの出演などかなり精力的に活動されていましたが、アルバムの楽曲制作はいつ頃行っていたのですか?
Awsten: 2015年の6月、Clusterの制作が終わったその日から「Double Dare」の曲作りが始まったんだ。本当に1曲はヒューストンに戻った1日か2日後に書いてデモまで録り終えた。2016年が終わる頃には多分アルバムのほとんど楽曲が書いてから1年以上経つことになるよ。だからこそみんながやっとこれを聴いてもらえるのが嬉しいんだ!世の中の人がまだその存在を知りもしないアルバムの楽曲をヘッドホンで聴くのはほぼ不可能だしね。
──前作EPに続いて再びBenji MaddenとCourtney Ballardをプロデュースに迎えていますが、2作目ということで彼らとの作業の中で対応できることが増えたり、自身が成長したなと思うことはありましたか?
Awsten: ツアーを重ねたことで今まで以上に自分の声の出し方に自信が出てきた。アルバムを聴いた人たちはそこに気付いてくれてて、自分が成長したってことが分かるんだ。今回のレコーディングは、初めて本当のスタジオでレコーディングした「Cluster」の時よりも簡単だったよ。最初の2枚のEP(「Airplane Conversations」と「Black Light」)は友達のガレージでレコーディングしたからね。「Cluster」の時は正直スタジオとかに慣れてなくて神経を使ったけど、「Double Dare」は前より準備もできてたし、スタジオに入ってスムーズにうまく進められたんだ。
──Benji、Courtneyとの仕事はいかがでしたか?
Awsten: 彼はかっこいいアレンジや構成の提案とかをしてくれて、僕は納得するばかりだった。Courtneyも同じように提案してくれたんだ。
──今作での一番の挑戦は何でしたか?
Awsten: 一番難しかった所はどの曲をアルバムに載せるかという判断だった。スタジオに入った時は40以上の楽曲があったんだけど、そこからどれをアルバムに収録するか真剣に考えて20曲くらいまで絞った。最終的にオフィシャルトラックリストの13曲に決まったんだけど、選曲はものすごく大変だったよ。
──今作ではジャズ、インディー、ポップ、エレクトロなど様々な要素を取り入れたとのことですが、曲作りの段階からそういう要素を取り入れようと考えていたのでしょうか?
Awsten: Waterparksの曲を作る時はいつも様々なクリエイティブなアイディアを交わすんだ。必ずしも、頑張って幅広い楽曲を書こうとチャレンジしているわけじゃないんだけど、ポップ曲ができればそれを突き詰めるし、もしもっとハードな曲ができればそれも楽しむんだ。曲作りの過程で重要視してたわけじゃないけど、そのスタイルがアルバムに影響していったんだと思うよ。これまでやったことのないジャンルの要素が入ったかっこいい曲を入れるために、かっこいい曲を何曲かボツにもしたしね。
──リードシングル “Stupid For You” を聴いて、サウンドプロダクション、メロディーともにこれまでよりもさらに洗練されていて、大きい会場でもすごく映える楽曲だなという印象を受けました。今年出演したフェスの経験なども楽曲に影響しているのでしょうか?
Awsten: いや、そんなこともないよ。ビッグな音を作るのはしばらく前、Clusterを書いた後くらいから考えていたことなんだ。それにほとんどの楽曲はフェスに出演する前に完成してて、Warpedが始める二日前にレコーディングは終わっていたんだ。ヨーロッパのフェスもその後だったしね。
──今作は今までで一番歌詞がパーソナルな内容になっているとのことですが、例えばどんな経験から歌詞を書いたのでしょうか?
Awsten: ダークネスだね。愛猫のJetにヒーッて言われた時とか、スーパーでオレンジジュースが売れ切れていた時とか、良くないこと。
──ただのポップパンクバンドだと思われたくないという旨の発言をされていましたが、それはなぜですか?
Awsten: 現状のことを考えるとポップパンクバンドのジャンルに入れられるのが好きじゃなかったんだ。このジャンルのほとんどの人気があるバンドは6年前にハードコアキッズがかっこいいと決めたバンドなんだよ。より激しい方が偉いみたいな論争でおかしな方向に変わってしまったんだ。スタイル的にすごく狭いジャンルでもあるから、僕たちが様々な影響を受けてインディーロックやエレクトロガールポップとかを混ぜたりしていることを見落として欲しくないんだ。何度も同じようなポップパンクアルバムを作り続けたくないから、新しい音楽作品を作っているんだよ。例え完璧なポップロックやポップパンクのアルバムを作ったとしても、それはもうAll American RejectsやJimmy Eat World、Fall Out Boyがすでにやっていることでしょ。2016年にクリエイティブなことをしているのに、10年前に他の人たちがやったことを繰り返すだけなんて意味がないと思うんだ。
──Warped Tourに出ていたバンドのライヴを観て、パフォーマンス面で刺激を受けたバンドはいましたか?
Awsten: ちょっと偏った見方になっちゃってるかもしれないけど、Good Charlotteは最高だったね。オーディエンスの人数もエネルギーも半端じゃなかった。袖から見ていて、自分が演奏しているわけでもないのに、あの場の興奮につられて自分までアドレナリンが出たよ。
──アルバムがリリースされる頃にはSleeping With Sirens、State Champs、Tonight Aliveとのツアーですね。この3バンドは今年のWarped Tourでも一緒でしたが、Warped Tour中にもコミュニケーションは取っていたんですか?
Awsten: もちろん!毎週Jenna(Tonight Alive)とKellin(Sleeping With Sirens)とはAlternative Pressテントでサイン会をしていたし、それ以外でもツアー中は会って話したりしていたんだ。面白いことにみんなとサイン会をやっている時にちょうどState Champsが演奏していた時もあったんだよ。
──日本でもツアーをする日を楽しみに待っています!最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
Awsten: 日本に行くことが待ち遠しくてたまらないよ!バンドの仲間は口を揃えてツアーをするのに一番いい国だと言っているし、そんな彼らが羨ましくてしょうがないんだ!すぐに会いに行くからね!

Waterparks「Double Dare」
2016.11.5 In Stores
KICK ROCK INVASION
EKRM-1356 / 1,800(w/o tax)

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