【NEWS】「ミュージシャンは一般的な人よりも3倍以上落ち込みやすい」という論文がUKで発表される
ウエストミンスター大学とHelp Musicians UKが共同で論文を発表し、ミュージシャンは一般的な人よりも3倍以上落ち込んだり、不安に陥りやすい傾向があることが明らかになりました。論文は2,211人のミュージシャン(66%が18〜35歳、55.2%が男性、43.9%が女性)を対象に予備研究が行われ、ソングライター、DJ、ラッパー、ミュージック・プロダクションにいる人など、音楽に関わっている人物が回答したとのこと。
落ち込んだことがあると回答した68.5%のうち、71.1%の人が不安やパニック発作に襲われたことがあると話しました。2010〜2013年にイギリス国家統計局が行った調査で、英国民の約5人に1人が不安や落ち込みで苦しんだことがあるというデータが発表されており、今回の研究結果は英国のミュージシャンが一般人よりも3倍以上落ち込みやすい傾向があるということを意味しています。
メンタルを病む人が高水準に達した背景にはいくつか主な理由があり、ひどい労働条件(社会の一般的な時間に働くことが難しく、生計を立てるのが難しい)、音楽の評価の欠如、業界内で女性であることに対する圧力があるとミュージシャンは語っています。
Help Musicians UKは「音楽業界のメンタルヘルス問題の解決策を見つけ出すキャンペーン」をウェブサイトで打ち出しており、「我々は人生のすべてのステージでミュージシャンに権限を与える援助、サポート、機会を提供します。」と語っています。
またHelp Musicians UKは2017年中にミュージシャンの為のメンタルヘルス・サービスを設立する見込みです。
今回の結果は英国のものでしたが、日本ではどういう結果になるのでしょうか?みなさんはこの結果をどう思いますか?ぜひ感想を聞かせてください。
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