※UPDATE【NEWS】KissのGene Simmonsが “Rock on” ジェスチャーを商標登録しようとしていることが明らかに:Gene Simmonsが商標登録申請を破棄
※UPDATE:先週、KissのフロントマンGene Simmonsが “Rock on” ジェスチャーを商標登録しようとしていることが明らかになり話題を集めましたが、Simmonsは商標登録を断念したようです。
米国特許商標庁の最新情報によると、提出された商標登録申請は6/20に破棄されています。
Simmonsが商標登録申請をした後、「メロイックサイン」を世に広めたRonnie James Dioの妻Wendyが「こんなことでお金を稼ごうとするなんてガッカリです。あれは誰のものでもありません。あれはパブリックドメインなんだから商標登録をするべきではありません。」とSimmonsを非難するコメントを発表していました。
Hollywood Reporterが伝えたところによると、KissのフロントマンGene Simmonsが “Rock on” ジェスチャーを商標登録しようとしているとのこと。
具体的には、Simonsは以下画像のように、親指、人差し指、小指をたてたジェスチャーを商標登録しようとしているようです。
この画像は先週の金曜日に米国特許商標庁に提出されたもので、Simonsは「エンターテイメント、すなわち、ミュージシャンのライヴパフォーマンスにおける、ミュージシャンの振り」としてこのジェスチャーを自分のものにしたいようです。
Simonsがこのジェスチャーを初めて使ったのは1974年の11月、Kissの「Hotter Than Hell」ツアーで初めて商業的に披露されました。
しかしこのジェスチャーはすでに広く知られているだけでなく、アメリカの手話で「あなたを愛している」という意味を持っていることもあり、商標審査官を納得させるにはいくつか問題がある可能性もあります。io9は、このジェスチャーはスパイダーマンが何十年にも渡り蜘蛛の糸を出すためにやってきたものでもあると指摘しています。
また人差し指と小指だけをたてた同様のジェスチャー、いわゆる「メロイックサイン」をRonnie James Dioが広めたことも有名な話です。これは悪魔を祓うための角のサインで、起源は紀元前5世紀にまで遡り、仏教の創始者ブッダが文書化したジェスチャーが最初だと言われています。
なんにせよ、米国特許商標庁がこの申請を承認するのかどうか、その結果が待たれます。