【NEWS】The UsedのフロントマンBert McCrackenがNewアルバム「The Canyon」を語る:「僕たちはこんなにもクリエイティヴ的に繋がったことはなかった」
[Photo by: @TheUsed/Instagram]
ユタ,オレム出身ポストハードコアバンドThe UsedのフロントマンBert McCrackenがRock Soundのポッドキャストに出演し、10/27にリリースされる7枚目となるNewアルバム「The Canyon」について語りました。
「スタジオにいる時は、毎日全員でお互いにハグをして、お互いの目を見て、「Ilove you」とお互いに伝えあったんだ。」
The UsedはNewアルバム「The Canyon」の制作をこの2~3年やってきて、アルバムがどうなるのかバンドの誰ひとりとして分かっていませんでした。しかし今、McCrakenはこれは彼にとっての個人的なアルバムだと明かします。
The Usedのツアーの終わり頃、McCrakenの長年の友人Traeganが自殺しました。
「ものすごく仲の良かった大親友を失ったんだ。古いThe Usedのファンの多くは僕の初恋のことを知っているけど、これは僕の人生にいた人で、彼が麻薬をあげたことで彼女が過剰摂取で亡くなってしまって、彼女の死の責任を自分で背負って、彼は自分のことをずっと許せずにいたんだ。それから彼は抗うつ薬を10年以上服用していた。そして薬を飲むのを止めた7日後に、彼はプロボ・キャニオンに車で出かけて、ここは僕が子供時代に育った良い思い出も悪い思い出もすべてがある場所なんだけど、そこで彼は自分の頭に銃を向けて人生を終わらせたんだ。」
「Justin(2015年にバンドに加入したギタリスト)も10年前に父親を亡くしていて、僕たちは音楽で何かできることがないか考えた。僕たちはその瞬間を捉えた曲が書きたかったんだ。もし5分か10分時間をもらえたら、去年亡くなったTraeganだけじゃなく、亡くなった人みんなに何か言いたい。人間はみんな公平に繋がることができて、愛はとても苦しいと僕は思う。そして、その双対性を「The Canyon」の中でメタファーとして取り上げようとチャレンジしたんだ。Canyon(峡谷)は何百万年とまではいかなくても何千年もの長い時間をかけて水が岩を削って作られる。僕はそれがとても力強いと思った。そしてそれが愛の苦しみと幸せの両面を表しているんだ。」
「このアルバムには僕が誰にも話したことのないことがたくさん入っているんだ。1stアルバムを作っていた頃、LAでJohn Feldmmanの結婚式に行くために、僕とTreaganとKateとでモーテルを借りたんだけど、完全に我を忘れてとでも言うか、酔っ払って結婚式に行き損ねたんだ。でもあの夜は本当にクレイジーで、ものすごく親密な時間だった。あの時Kateは部屋で寝ていて、この惑星で物理的に他の男と一緒に過ごした、唯一本当に個人的に深い繋がりを持った瞬間だったんだ。Traeganに出会ったきっかけは、僕が高校の中退プログラムで早く転校したことだった。僕は授業に出なさすぎて高校を追い出されたんだよ。皮肉なもんだね!僕は代替学習プログラムに行って彼に会ったんだ。だからこのキスと本当に親密な移り変わりのアイデアが、長い間1stアルバムの曲の多くが彼に関するものだと彼に思わせていて、それが彼の人生に大いに安らぎをもたらして、僕にとってもすごく意味のあることだったんだ。」
Newアルバムの制作はMcCrackenにとって精神を浄化させる体験だったようです。
「僕たちはこんなにもクリエイティヴ的に繋がったことはなかった。個人としてではなく、みんなで一体となって歴史を爆発させるために、積極的に無私無欲のクリエイティヴになることが、安らぎに近づき、安らぎを理解することになるとは思いもしなかったよ。」
CD 1
1. For You
2. Cold War Telescreen
3. Broken Windows
4. Rise Up Lights
5. Vertigo Cave
6. Pretty Picture
7. Funeral Post
8. Upper Falls
9. The Divine Absence (This Is Water)
CD 2
1. Selfies In Aleppo
2. Moving The Mountain (Odysseus Surrenders)
3. Over and Over Again
4. The Quiet War
5. Moon-Dream
6. The Nexus
7. About You (No Songs Left to Sing)
8. The Mouth Of The Canyon