【NEWS】Mastodonのギタリストが、現在の音楽業界の状況について「これが続けば、アーティストは消えていくだろう」と語る
[Photo by: Jimmy Hubbard]
ジョージア,アトランタ出身メタルバンドMastodonのギタリストBill Kelliherがポッドキャスト番組「Let There Be Talk」に出演し。音楽ストリーミングのロイヤリティの少なさに言及し、現在の音楽業界の状況について「これが続けば、アーティストは消えていくだろう」と語りました。(via Loudwire)
現時点での音楽ストリーミングサービスのアーティストへのロイヤリティは、1,000回再生につきApple Musicが$12、Spotifyが$7.50、YouTubeが$1.50となっており、アーティストが音楽で稼ぐためには到底良い条件とは言えません。
「もしこれが続けば、アーティストは消えていくだろう。」とKelliherは話します。「みんながラジオで聞いている曲たちの裏にはたくさんの人がいるんだ。僕に話せるのは、僕のジャンルと僕たちの仕事を知っている人たちのことだけなんだけど、僕たちがアルバムを作る時、レコード会社は僕たちにお金を渡すんだ。彼らは「君たちが作るアルバムのコストは$575,000はかかるから、$600,000用意したよ。」と言う。そしてそのお金はレコード会社に返済しなければならなくて、僕たちの音楽を所有するのは彼らなんだ。」
そしてKelliherは「1000年生きることができて、もし日がな一日Spotifyを流し続けたら、おそらく稼ぎは数千ドルだ。」と続けます。「金を稼ぐ唯一の方法はツアーに出て、ツアーをして、ツアーをして、ツアーをし続けることなんだよ。」
さらにツアーにかかるコストもバカにならないとKelliherは話します。
「たくさんの人が「なぜあなたたちのTシャツは$50なの?」と言う。会場がその場で20〜30%を持っていくんだよ。だから僕たちのTシャツは$50だけど、僕たちが手にするのは$30だ。でも後でその$30をマネージメント、弁護士、税金、すべてに振り分けなきゃいけないんだ。それにツアーバスを1ヶ月借りるのに$60,000かかるんだよ。ありえないよ…」
Kelliherが話した音楽業界の現状についてあなたはどう思いますか?ぜひ感想を聞かせてください。