【NEWS】アメリカのミュージシャンが2017年に受け取った金額が、音楽業界全体の収入430億ドルのうちの12%だったことが判明

[Photo by: Nainoa Shizuru on Unsplash]
アメリカのミュージシャンが2017年に受け取った金額が、音楽業界全体の収入430億ドルのうちの12%だったとCitigroupがレポート「Putting The Band Back Together」で発表しました。
レポートによれば、音楽業界全体の収入430億ドルのうち、実際にミュージシャンが受け取った金額は50億ドルであったとのこと。これには2つの要因があり、一つはリスナーが音楽を買うよりも「借りる(ストリーミングサービスのアクセス権を買う)」人が増えたこと、そしてもうひとつはミュージシャンがこれまで以上にツアーを行っているということが挙げられます。
「音楽業界は2つの大きな変化の渦中にいます。まず、消費者は音楽を購入するのではなく借りる(アクセス権を買う)ことを選んでいます。次に、フィジカルの崩壊によりアーティストはより頻繁にツアーを行い、コンサートやフェスが大きな成長を遂げています。」
ミュージシャンの収益構造が大きく変化してきているわけですが、残りのお金はどこに行っているのでしょうか?
レポートによれば、その多くは仲介業者や音楽の配信を行っている人々(AM/FMラジオ局、レコードレーベル、オンラインプラットフォーム)に行っているようです。
現場のミュージシャンの状況は良くなっていないように見えるかも知れませんが、レポートはアーティストの収益は上昇傾向にあると語っています。
「インターネットの台頭とフィジカルの売上減少が、間違いなくアーティストの収入を2000〜20009年の間停滞させました。しかしサブスプリクション・サービスの登場とコンサート人気の上昇に伴い、アーティストの収益は上昇傾向にあります。」
2000年代からミュージシャンの収入は上向きになっていますが、レポートは業界が収益ギャップを埋めた別の方法を見つけたと語ります。
その方法は3つあり、垂直統合、水平統合、オーガニック垂直統合によって業界は収益ギャップを埋める進化を遂げたとのこと。
まず垂直統合は、Apple Musicのような流通プラットフォームとTicketmasterのようなコンサートプロモーターが提携するようになったということ。
次に水平統合は、流通プラットフォームがApple MusicやSpotifyなどの巨大なストリーミングサービスに統合されたということ。
最後にオーガニック垂直統合は、既存のウェブベースのストリーミングがレコード会社と融合しているということ。
これらの戦略が実際に音楽業界の進化を助け、それを最も必要とする人々、つまりアーティストの味方になるのかどうかはまだ不透明ではありますが、正しい方向への一歩であると言えるのはないでしょうか?
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