【NEWS】ツアーバス事故で片足を失ったThe Ghost InsideのドラマーAndrew Tkaczykが、最新ドラムプレイ動画を公開「約3年前の事故以来初めて、自分の足が2本あった時の演奏レベルに近いと感じてる」
2015年11月にツアーバスが大事故に遭い、その事故で片足を失ったロサンゼルス出身メロディックハードコアバンドThe Ghost InsideのドラマーAndrew Tkaczykが、最新ドラムプレイ動画を自身のInstagramで公開しました。
「今日は正直言って、約3年前の事故以来初めて、自分の足が2本あった時の演奏レベルに近いと感じてる。いや、それがまた100%になることは決してないんだけど、僕の父親や最高の人たちの助けを借りてかなり近づいてきてるんだ。Axis Percussionのロングボードは、ドラムプレイを自然に感じさせるためのパズルの最後のピースだった。1つ目のピースは僕の父親が作り上げたThe Hummer。2つ目のピースは僕のトリガーのセットアップ、そしてこのペダルだよ。僕がドラムに復帰するのに付き合って、助けてくれているJoe Hardにはめちゃくちゃ感謝してる。これは最高の気分だよ!」
Tkaczykが1つ目のピースと語った、義足無しで使える独自のキックペダル “The Hammer” が以下写真です。
「これをみんなにシェアするのを長い間楽しみにしていたんだ。僕の父親はかなり手先が器用で、この素晴らしいアイデアを思いついたんだ。義足を付けてドラムをプレイするのはうまくいかなかった。時差があってタイミングがかなりズレるし、扱いにくくて厄介だったんだ。僕の父親は義足を付ける必要のない機材を設計するビジョンを持っていた。これだと足を持ち上げるのに重さもなくて疲れないし、ペダルを踏んだときにより良いアクションを得ることができる。とはいえ、これを100%操れるようになるにはまだ長い道のりがある。だけど、プレイをフルポテンシャルに近づけるという意味では、間違いなくこの方向性で合ってるんだ!僕の母親がこの機材の名前を付けて、僕たちは “The Hammer” って呼んでるよ。」
The Ghost Insideは今年4月にツアーバス事故以来初のバンドリハーサルを行い、翌月リハーサルを振り返るコメントをInstagramで発表しています。
「これが2018年のThe Ghost Insideだよ。僕たちはここでうまくいくとは必ずしも思ってはいなかった。Andrewが4カウントを鳴らしてBetween the Linesから演りはじめた。それから数時間、十数曲を演ったんだ、一つずつね。すべてが違ってた。この曲たちを何千回もプレイしてきた手も足も喉も、もはや自動的に動くことはなかったんだ。
でも気力だけで好きなことをやるということには特別なもの、美しいものがあった。バンドメイトとして一週間一緒に過ごして、僕たち全員の心の中にあった疑問が解けたんだ。そう、TGIには未来がある。それがどんなものなのかは僕たちにもはっきりとは分からない。それは一度のライヴかも知れないし、複数回のライヴかも知れない。それは新曲かもしれないし、フルアルバム1枚かもしれない。
僕たちの未来への旅はまだ始まったばかりだ。そして僕たちに関心を持ってくれているみんなを僕たちは連れて行くよ。毎週月曜日、メンバーの一人が僕たちのSNSで個人的な進捗と最新情報をみんなに提供する。この新章が広がっていくに連れて、The Ghost Insideとして僕たちが何をしているのかを垣間見ることもできるよ。僕たちはこれが新たな標準だと分かってるけど、昔と同じじゃ退屈でしょ?みんな絶対にできると証明してくれてありがとう。」