【REVIEWS】Thief Club – My Heavy 〜 Hit The Lightsでは収まりきれぬ衝動 〜

Released: 12/25/2013 – KICK ROCK INVASION
Hit The Ligtsのフロントマン、Nick Thompsonによるソロ・プロジェクトの1stフルがついにリリース!元来彼がバンドではギターを担当していたということを知らない方も昨今では増えてきたのではないか。デビュー当初からHTLを愛して病まないわたしにとって、前任のフロントマン、Colin Rossの脱退によるNickへのパート変更は当時不安でしかなかった。それを払拭してくれたのが、2ndフル 「Skip School, Start Fights」 という名作アルバムであり、Nickのハイトーンな美声、歌ゴコロ、ボーカリストとしてのポテンシャルを遺憾なく発揮してくれたのは周知のとおり。
そんな彼の満を持してのソロ・プロジェクトということで、当初はHTLと趣向を全く変えた路線でくるのでは?と思われたが、先行で発表された “Fragile Eyes” を聴いてビックリ、なんともオネストでドストレートななんともHTLライクな疾走Emo/Pop Punkではないか!CartelのVo. Will Pughをゲスト・ボーカルとしてフィーチャーした “My Heavy” はオルタナティブなロック・テイスト溢れるギター・リフから一転して、独特のせつなくも胸を打つ透明感のあるサビメロが特徴的な佳曲。こちらも豪華なex. ValenciaのVo. Shane Hendersonをフィーチャーした “Follow You” は前述の2ndフル「Skip~」から3rdフル「Invicta」への過渡期を思わせるようなオルタナ・ポップ。こういった楽曲を聴いてしまうとHTLとしてこういった楽曲を聴けなくなるのでは?という不安に駆られるが、きっとThief ClubはNickのHTLとしての活動では収まりきらない楽曲製作衝動を解消するためのプロジェクトでは?と良解釈へと個人的には結びつける。
なんにしてもこれだけの傑作が聴けるのはファンとして喜ばしい限りだし、HTLの今後の活動を見守る意味でも外すことのできない重要なマスターピースだろう。もちろん、ソロ・プロジェクトとしての要素も忘れてはならない、一貫してヘヴィでエッジの効いたギター・リフは彼のギタリストとしてのスタイルだと思うし、”Slow Ride” での優しくも艶っぽさを含んだ歌い方はHTLとは違った挑戦的なものを感じられる、”DMT” はなんとドリーミーな全編打ち込みの楽曲である、これほど全9曲でNickの一音楽人としての魅力に惹きつけられるとは正直思わなかった!ジャンルは違えども、この作品はNunoの「Schizophonic」と並ぶソロ・プロジェクトの名盤だ!
テキスト: 村井 祐樹 a.k.a. Sway

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