【FEATURE】Killswitch Engage「Japan Tour in 2014」ライヴレポート@ 4/7 赤坂 BLITZ

メタルコアの起源であるMAメタル(米マサチューセッツ出身のバンド達が鳴らしたサウンドの総称) の代表格であるKillswitch Engageが来日。約10年間フロントマンを務めた二代目ボーカルHoward Jonesが2012年に脱退。再び初代ボーカリストであったJesse Leachがバンドに帰還し、最新作「Disarm the Descent」リリース後の初来日となったFUJI ROCK FESTIVAL ’13に続く単独公演だ。FUJI ROCK FESTIVAL ’13に行けなかったファンも少なくなかっただろう、初期のファンである知り合い達も多く開場で見かけた。開場して間もない平日の時間帯ながら多くのオーディエンスがフロアに集まっており、既に熱気ムンムンの装いとなっていた。
定刻通りに開場は暗転。今回のツアーにおいて東名阪公演をサポートしたMeaningの登場だ。ファンタジックなSEから一気に疾走。パンキッシュながら、フライングVのギターから繰り出されるメタリックなリフと共に圧倒的ファストな楽曲でいきなりピットも出来上がる。このツアーに参加する前日まではKillswitch Engageのファンから投げつけられるかもしれないビール瓶を避ける練習をしていたとMCで語っていたが(笑)、このオーディエンスからの歓迎っぷりをみればそれも必要なかった様子、当然だけども(笑)。海外からのオーディエンスからも大きな歓声が上がり、これまでTerrorやShai Huludと共演してきただけあるさすがのパフォーマンス。元々の人気を抜いたとしてもこれだけサポートアクトで盛り上がるのも久々に見た程で、会場のボルテージをガッツリ上げていた。
約30分の転換をはさみMeaningが温めたフロアという名のバトンを渡され、いよいよKillswitch Engageの登場だ。ギターのAdamはファンにもらったという日の丸&闘魂ハチマキに桜の枝をさして登場(笑)。一曲目は最新作からと思いきや “A Bid Farewell”!あの不穏なイントロが鳴った瞬間に割れんばかりの野太い歓声が巻き起こり、フロアには超特大のモッシュピットが形成。続いて、スクリームとメロディーパートを見事に唄い上げる “This Is Absolution”。刻みまくるリフから一気に雪崩れていく “The New Awakening”。「Jesseだよ、初めてのツアーで嬉しいよ!」 と自己紹介MCをはさみつつオーディエンスにビールを投げる。Adamが「トーキョー!ジャッパーン!」 と即興を披露しオーディエンスを煽った後、“The Arms Of Sorrow” へ。Jesseの唄の上手さが際立つミッドチューンに対し、Adamは片手でタッピングというバカテクを合わせていく。“This Fire Burns” ではJustinのマシンガンの様なドラミングが炸裂。これぞメタルコアとも言うべき最高なリフが煽動する “Self Revolution” で爆走し、開場には何個ものピットが出来上がっていく凄まじき光景だ。JesseとAdamのコーラスワークが光る “Beyond The Flames”を終え、一息ついたと思いきや即座に起こるKsEコール。そんな熱すぎるオーディエンスに叩き付けられたのが名曲 “Rose Of Sharyn”。こうしてHoward時代の楽曲をJesseが唄っていてもまるで違和感がないのが驚愕だ。あのシーン屈指のカリスマに一度マイクを託した男が再びそのマイクを受け取り、凄まじき存在感でステージに立つ姿に気持ちも高ぶる高ぶる。
その強靭なパフォーマンスと寸分の狂いもない鉄壁の演奏陣から繰り出される “Life To Lifeless” や“Take This Oath” を経て、最新作から、スラッシーでミリタントな要素の強い “No End In Sight”。Adamのスミノフ一気飲みタイム(笑) をはさみ、まだまだバンドは爆走。アグレッシヴとエモーショナル、それぞれのパートを織り込んだ “You Don’t Bleed For Me” は静と動を巧みに共存させた、まさに彼等の真骨頂でありMAメタルの象徴だ。PVも作られたバラード “Always” から、そのままオーディエンスの大合唱で始まった “My Last Serenade”。音源と同じ声で聴ける喜びも噛み締めていたオーディエンスも多かっただろう。ピッキングハーモニクスの嵐は最前列付近にいたギター小僧達からも熱視線集めまくりだ。メロディアスな楽曲が続いた後なのでより栄える鬼スラッシーな “All We Have”。クラウドサーフが次々と巻き起こっていく “Fixation On The Darkness”。そんな壮絶なオーディエンスに対し、まだまだ休ませないとばかりにここで繰り出されたのは “In Due Time”。バンド屈指のキャッチーなサビに全身全霊の声で応えていくオーディエンスの姿は美しさすら感じる。そのままこれまた悶絶の大合唱曲 “The End Of Heartache”へ流れ、ラストはいつも通り鉄板の超名曲 “My Curse”で締めた。
アンコール無しで19曲、約80分のセットをほぼ休みなく演奏しきったやはり別格のバンドだ。続々と現れる後続の新世代バンド達。DeathcoreやDjentなど次々とトレンドが移り変わっていくメタルシーンの中で、そこに目もくれず全くぶれない自身のサウンドを堂々と鳴らす。その姿こそ、長年シーンを支えてきた彼等だからこそなし得るのだ。新作からの楽曲ももっと聴きたかったが、コンスタントに来日を果たしている彼等の事だ、またきっとその圧倒的なパフォーマンスを叩き付けに来てくれる事を楽しみにしている。


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