【FEATURES】Roamインタビュー:Neck Deepに続きUKバンドとしてHopeless Recordsと契約したポップパンクバンドがデビューアルバムを語る
AP JAPANフリーペーパー4月号にも掲載!
Neck Deepに続きUKバンドとしてHopeless Recordsと契約したポップパンクバンドROAM。今年4月にはレーベルメイトでもあるThe Wonder YearsのJapan Tourで初来日を果たす彼等だが、夏にはパンクシーン最大のツアーWarped Tour全公演への出演も決定している。デビューアルバム「Backbone」を引っさげ世界に挑むバンドに、アルバムについて語ってもらった。
オールドスクールでありつつ、現代的なものにしたんだ
──Alternative Press Japanでの初のインタビューとなりますのでバンド結成のいきさつ、バンド名の由来を教えてください。
Alex Costello(以下Costello): バンドは2012年に結成したんだ。僕は学生の頃からAdamと知り合いで、いつもバンドを始やろうと話していた。大学でSam Venessと知り合って、すごく仲良くしていたからバンドに誘ったんだ。その後に加入したMattは、Samが彼のことをその前にやっていたバンドの頃から知っていて誘ったんだ。バンド名はiPodをスクロールしてて浮かんだんだよ。
──2014年にUKバンドとしてアメリカのHopeless Recordsと契約をしましたが、その際の心境はいかがでしたか?
Costello: Hopeless Recordsは僕たちにとってすごくいいレーベルで、とてもいい人たちばかりだよ。僕たちがすることを応援してくれているし、自分たちの音楽を世に出してバンドとして成長することを可能にしてくれた。
──では今回の自身初となるフルアルバムについて聞かせてください。「Backbone」というタイトルにはどのような思いがこめられているのでしょうか?
Costello: 何かに名前をつけるのって難しいことだよね、特にアルバムのタイトルとなると。このアルバムをリリースする時に沢山のリスクがあると思ったから、実現するためには勇気が必要だった。Backboneは「勇気」の類義語なんだ。
──前作EP「Viewpoint」に引き続き今作でもプロデューサーにはDrew Lawson(Bring Me The Horizon, While She Sleeps)を迎え、アシスタントエンジニアにはAll Time LowのドラマーRian Dawsonが携わるなど豪華布陣で制作されたようですが、彼らとの作業はいかがでしたか?
Costello: 僕たちより経験豊かな人たちと一緒に仕事をするのはいつだって良いことだと思ってる。彼らは常にこのアルバムに対して良きアドバイスをくれていたんだ。Drewは僕たちがベストなアルバムを作れるように後押ししてくれて、予定されていた以上にアルバムに時間をかけてくれたんだ、本当に感謝してるよ。RianはMatt Wilson(Set Your Goals)と友達で、彼等があのパート(“Deadweight”)を一緒にレコーディングしたいと考えたことがきっかけで彼の参加が実現したんだ。僕たちにとって本当に最高の出来事だった。
──アメリカのAP、AP Japan共にレビューで4つ星を得る高評価でした。
Costello: オールドスクールでありつつ、現代的なものにしたんだけど、自分たちが作りたい音楽を作っただけだったんだ。それでこんなに良い評価を得られたことはすごく嬉しいよ。
── “Deadweight” はSUM 41を彷彿とさせるファストなテンポとギターのラウドさが印象的でした。バックグラウンドとしてどのようなバンドから影響を受けましたか?
Costello: もちろんSUM 41は上位の方だけど、Set Your Goals、Linkin Park等たくさんのバンドからインスピレーションを受けてるよ。
──“Deadweight”でSet Your GoalsのMatt Wilsonがゲストボーカルで参加することになったきっかけは何だったのでしょう?
Costello: アルバム制作を手伝ってくれていたPhil Gornellって奴が、ライブサウンド担当としてSYGとツアーしていてバンドと知り合いだったんだ。PhilがMatt Wilsonをフィーチャーしたらかっこいいだろうと考えて連絡を取ってくれた。この曲に彼は間違いなく適役だったし、うまくいったよ。
──“Hopeless Case” のような王道ポップパンクの疾走感がありながらもエモーショナルさも持ち合わせている楽曲が作品の核のように感じます。
Costello: デビューアルバムとしては奥が深いと言えるものにしたかったんだけど、ライターとして表面的じゃないってことを証明したくて幅広い要素があるアルバムを目指したんだ。一番良かったことはファンのみんながメインのシングル楽曲だけを選ばず、それぞれアルバムにお気に入りの曲を見つけてくれたことで、僕たちにはそれがすごい励みになったよ。
──よりシンプルなアプローチでアコースティックサウンドが光る ”Tracks” や ”Tell Me” のような楽曲がアルバムとしての纏まりを良くしているように思います。
Costello: 少しソフトな曲を取り入れて、愛する人たちを恋しく思うことについて歌いたかったんだ。長い間離れていると本当にそういう気持ちになるからね。まだみんなが知らないROAMの一面をみせることができたと思うよ。
──SUM 41とのKERRANG! Tourに参加して、5月にはUK最大級のロックフェスSlam Dunk Festivalへの出演も決定しています。今後の活動予定はどうなりそうですか?
Costello: そうなんだ、SUM 41とのKerrang! ツアーを終えたばかりなんだけど、最高だったよ!今はAgainst The Currentとヨーロッパツアーに出ていて、僕たちにとって一番ビッグなショウをやっているんだ。これも最高だよ。これから発表することがもっとたくさんあるから、エキサイティングな一年になりそうだよ!
──最後に日本のファンへメッセージをお願いします!
僕たちの初日本ツアーとなるThe Wonder Years、With Confidence、Cautionersとのツアーにぜひ来てね。みんなで楽しもう!待ち切れないよ!
Roam「Backbone」
In Stores Now
KICK ROCK INVASION / Hopeless Records
EKRM-1329 / ¥1,800 (w/o tax)
The Wonder Years Japan Tour 2016:
w/ Roam, With Confidence, Cautioners
2016/4/27 (WED) 名古屋 今池 3 STAR
2016/4/28 (THU) 大阪 南堀江 SOCORE FACTORY
2016/4/29 (FRI) 東京 下北沢 ERA