【FEATURES】Like Torchesインタビュー:YellowcardのRyan Keyプロデュースによる新作をフロントマンJonathanが語る
AP JAPANフリーペーパー4月号にも掲載!
2013年にYellowcardのRyan Keyプロデュースで鳴り物入りのデビューを果たし、同年開催されたBEYOND[THE]BLUE TOURで初来日、そのライヴ力で多くのオーディエンスの心に不快爪痕を残したスウェーデン産オルタナティヴ・ロックバンドLike Torches。前作に続きRyan Keyをプロデュースに迎え完成させたNewアルバム「Shelter」は、楽曲の幅を広げ、よりアグレッシヴに、よりキャッチーに進化した作品となった。かなりこだわりを持って作ったという本作がどのようにして生まれたのか?フロントマンのJonathan Kärnに訊いた。
ジャンル的に似てなくても同じテンポだったらそれだけで何曲もボツにしたんだ
──約2年ぶりとなるアルバムのリリースおめでとうございます。リリースしてからの反応はいかがですか?
Jonathan Kärn: すごく良いよ!プレオーダーしてくれた人たちの写真も見てるし、素敵なコメントもたくさん読んでるよ。それに思っていた以上にメディアが取り上げてくれているんだ!このリリースが出来てすごく嬉しいよ!
──今作からイタリアのインディーレーベルRude Recordsと契約をしましたね。Rude Recordsを選んだ理由は何だったのでしょうか?
Jonathan Kärn: アルバムのレコーディグをしている間にRude Recordsからアプローチされたんだけど、Ryanもレーベルを絶賛していたんだ。彼らと一緒に仕事をしていくことにワクワクしたよ!
──はアルバムについてお伺いします。「Shelter」は自身2作目のアルバムとなりますが、制作過程はいかがでしたか?
Jonathan Kärn: スウェーデンの北にあるノールランドという場所のキャビンですべてが始まったんだ。僕たちはインスピレーションを得ること、そして人から離れるためにそこに行ったんだけど、アルバムのほとんどをそこで書いたのは大成功だったと思う。
それから数週間後、Yellowcardとのツアー中にRyanが次のアルバムをストックホルムでレコーディングすることを提案してくれて、ストックホルムにあるミッシング・マン・レコーディングスというスタジオでレコーディングしたんだ。
──デビューアルバム「Keep Your Head High」に引き続き今作もYellowcardのフロントマンであるRyan Keyがプロデュースをしていますね。レコーディング中のRyanとの動画などもSNSに多くアップされていましたが彼との制作は以前と比べ何か変化などはありましたか?
Jonathan Kärn: 今回Ryanは曲作りにもさらに携わっていて、スタジオに入る前に一週間早く来てもらって一緒にデモを作り終えたんだ。「Keep Your Head High」の時はRyan KeyとRyan Mendezも携わってくれて、曲のアレンジをしてくれたんだけど、その時はあまり時間がなかったんだよね。
──失恋ソングが多いように感じますが、今作のアルバムでのコンセプトや重点を置いた点などを教えてください。
Jonathan Kärn: このアルバムの全曲をできるだけパーソナルな内容にしたかったんだ。多分僕たちがいろんな女の子との別れを経験しているからだろうね(笑)。アルバムのコンセプトは“明瞭さ”だと思う。人生で何が大切なのか、目を覚まして理解するように伝えたいんだ。
──では、そういった曲での歌詞は自身の経験などからの影響が大きいのですね。
Jonathan Kärn: かなりね!
── リードシングルである ”Skeletons” や ”Walking Home” ではアグレッシヴな疾走感にエモーショナルなボーカルが映えるアレンジ、“Coma” ではダークな雰囲気を持ち合わせたLike Torchesらしさ、 “Bit A Bullet”では前作に比べポップさの増したキャッチーなサウンドを聴くことができます。今作のアルバム全体の構成や曲のアレンジについて教えて下さい。
Jonathan Kärn: ダイナミックなアルバムを目指していたんだ。一つの曲がアルバムの中の他の曲に似ていると、あえてそれを選ぶのをやめて、新しい曲を作るようにした。ジャンル的に似てなくても同じテンポだったらそれだけで何曲もボツにしたんだ。
──EYOND [THE] BLUE TOUR 2013での来日ではライヴが高評価を受けていました。日本での特に記憶に残っている思い出はありますか?
Jonathan Kärn: 日本の人々だね。みんな親切だし、日本人が一番素敵だよ!それとメンバーの多くがアニメや日本のゲームのファンだからショッピングモールを歩き回って、面白いゲームを見つけたりポケモンショップを見たのも最高だったよ。
──最後に再来日を待ち望んでいる日本のファンへメッセージをお願いします!
Jonathan Kärn: まず最初に、コメントや「Shelter」のCDの写真を送ってくれた人たちにすごく感謝してるよ!日本でLike Torchesを聞いてくれている人がいることが本当に信じられないんだ。僕たちが今までツアーした中で一番素敵な国だと思うし、また日本に行けるように全力で頑張っているからもうちょっと待っててね!
Like Torches「Shelter」
In Stores Now
KICK ROCK INVASION / Rude Records
EKRM-1328 / ¥1,800 (w/o tax)