【FEATURES】Bring Me The Horizon, Newアルバム「amo」オフィシャルインタビュー 〜Jordan Fish編〜

Bring Me The Horizon, 6枚目となるNewアルバム「amo」のオフィシャルインタビューが到着!NM MAGAZINEではフロントマンOli Sykes編とキーボーディストJordan Fish編の2回に分けてお届けします!遂にリリースされたアルバム(国内盤は1/30にSony Music Japanからリリース)を聴きながらぜひチェックしてみてください!
“僕たちはもはや広義のロックをやろうとしてるわけではないんだ。僕たちがやろうとしてるのは、このラインナップで音楽を作るということだけなんだ”
──今回Oli Sykesと二人で共同プロデュースをやっていますが、どのようなアプローチを考えましたか?
Jordan Fish: もちろんエンジニアはいるんだけど、プロデュースは二人ですべて手がけたよ。Oliと最初に話したのは、今回のアルバムはどういう方向性で行くのかということ。今までとはちょっと違うことをやりたかったからね。みんながこのバンドに期待していることとはちょっと違うことをやりたかった。音楽的なことだけではなく、Oliとは歌詞でも何を歌うのかをスゴく話したよ。それでバンドにとって意味のあることは何なのかを追求したんだ。Oliと話したのは、新しくてエキサイティングなものを作ろうということ。それでいろいろなアイデアを出したり、いろんなサウンドを結びつけたりして、そこに今回は最も時間を割いたんだ。
──全体のアイデアをまず考えましたか? それとも曲ごとのアイデアですか? あるいはいろいろ実験を繰り返しながら見えていった感じ?
Jordan Fish: 本当のことを言うと、最初はアイデアなんて全くなかったんだ(笑)。このアルバムは他のアルバムよりも制作に時間がかかってる。それは最初にスゴく時間をかけたからなんだ。いろいろ曲を作ったし、いろんなタイプの音楽が出来た。自分たちが考えられることをすべてトライしたよ。様々に異なるタイプの音楽、異なるアイデアという意味でね。アイデアは30から40ぐらい違うものがあった。そのアイデアの断片を試してみて、曲作りに6ヶ月をかけたね。前のアルバムは制作すべて2ヶ月半で終えてたからクレイジーだよ。でも時間をかけることによって、どういうサウンドにするのか、どういう風に制作を進めるのかが見えてきたんだ。そこからアイデアを結びつけて広げていくプロセスは大変だったね。そこをまとめていくのは今までの制作以上に大変だった。ちゃんとまとめないと混乱してしまうから、バランスが重要だった。そこが今回の一番のチャレンジだったかな。自分たちが受けた様々な影響も反映されてるね。それが今回のアルバム全体に渡ってると思う。
──最初に出来た曲はどれですか?
Jordan Fish: どれが最初に出来た曲なのか選ぶのは難しいね。初期に作ったデモにしても、原型を留めないほど変えてしまったりしてるから。でも「MANTRA」が最初になるのかな。この曲はすぐに出てきたし、すぐにまとまったんだ。その後、自分たちのアイデアを元にまとめて作った曲が4~5曲ぐらいあるね。制作のプロセスは前のアルバムとは全然違うものになったよ。前は曲を作ったらそれでおしまいだったんだけど、今回はアイデアがあったら、もっと自由なゆるい感じで、いろいろ実験を繰り返してみて、いろんなアプローチをしてみたんだ。だから出来上がった曲も自由だし、いろいろな方向に向いてるから、結果として、今までとはけっこう違うものが出来たと思う。
──アルバム・リリースの前に、「MANTRA」がまず最初に発表されましたよね。今回のアルバムの冒頭を飾る「i apologise if you feel something」は「MANTRA」のオープニングとしても最高ですが、アルバム全体のオープニング的な意味もありますよね。
Jordan Fish: そうなんだ。「i apologise if you feel something」を作った理由はそこにあるんだよ。「MANTRA」は最初に聴かせたい曲ではあるんだけど、1曲目には持ってきたくなかった。だから「i apologise if you feel something」は「MANTRA」のイントロダクションにしたかったんだ。と同時に、アルバム全体のイントロダクションにもなってると思う。でも、思い切りエレクトロニックな曲が1曲目に来るわけだから、リスナーは驚くだろうね。だけど、こういう今までに聴いたことのないような奇妙な曲を作るのは楽しいんだ。
──今回のアルバムのサウンド・アプローチを見ていると、もはや歪んだギターの音も、ドラムの音も、叫ぶヴォーカルも必要というわけではなく、エレクトロニックでもロックとして成り立たせているような気がします。それはロック・バンドとしてチャレンジしている部分でしょうか? ロックという音楽の可能性にチャレンジしている部分なのでしょうか?
Jordan Fish: 僕たちはもはや広義のロックをやろうとしてるわけではないんだ。僕たちはラインナップ的に見るとロック・バンドだとは思うよ。でも僕たちがやろうとしてるのは、このラインナップで音楽を作るということだけなんだ。ドラム、ギター、ベース・プレイヤー、エレクトロニック、シンガーという構成は、伝統的なロック・バンドだとは思う。でも僕たちがやろうとしてるのは、音楽をどんどんプッシュしていって、新しいと思われる領域に持っていくことなんだ。普通のロック・バンドはエレクトロニックをヘヴィな要素として使うよね。元となる曲もロックの曲やメタルの曲だし。そこでエレクトロニックはハイエンドなスペクトラムとしてのみ使われるんだ。ロックがベースになって、上音で鳴ってる感じ。だけど僕たちはそういうことをしたくなかった。曲ごとに違うアプローチをしたかったんだ。だからいくつかの曲ではロック・バンドという感じはしないよね。「MANTRA」はロックの曲でエレクトロニックが融合してるんだけど、他の曲ではエレクトロニックの融合の仕方は全く違う。どの曲もエレクトロニックのアプローチが違うから、バリエーションも豊かになったし、かなりオリジナルなものになったと思うんだ。だからまあ6ヶ月もかかったんだけどね(笑)。4~5回トライして上手くいかないことも多かったし。バランスを上手くとって、聴いてて気持ちのいいものにするには時間がかかったんだ。
──サウンド・アプローチにおいてロック・バンドだからというしばりはもはや関係なく、自分たちにとって正しいと思える音を作りたかった感じですか?
Jordan Fish: その通りだよ。もちろん僕たちはロック・バンドとして始まってるわけだけど、みんなが期待するようなロック・バンドではないというところかな。制作をしてる時はロック・バンドという意識はないね。もちろんライヴの時はロック・バンドという意識は強いし、間違いなく僕たちのライヴはロック・ショーだ。でもスタジオで制作の時はもっとクリエイティヴな視点で、どういうサウンドが自分たちにとってエキサイティングなのかを追求してる。バンドとはこうあるべきとかこれまでに考えられてきたことには固執しないね。何かをクリエイトする時に考えることは、エモーショナルなものなのか、感動できるものなのか、意味のあるものなのかということが最も大切であって、アプローチは二の次なんだよ。でもそれが僕たちのやり方だし、これまでのバンドのアプローチとは違うと思うんだ。
──サウンドのアプローチ以上に言えるのが、楽曲の完成度だと思うんです。曲が非常によく作られているし、Oliのヴォーカルにしても、メロディのみならず韻の使い方やフロウまで、スゴく考えられていますよね。
Jordan Fish: そう言ってもらえたのはスゴくうれしいね。
──曲作りのプロセスはどういう感じだったのでしょうか?
Jordan Fish: 今回もバンド全体が曲作りに関わってるよ。僕とOliはプロデュースでまとめる役割なんだ。僕が入ってこの6年、バンド全体で曲作りに取りかかってる。前のアルバムは素晴らしいロックの曲をたくさん生んだと思うし、アルバムも大好評でセールス的にも成功した。だけど、今回のアルバムではそんな風に自分たちがビッグ・ソングを作れることを証明する必要なんてなかったんだ。Oliを出さなくてもいいしね。Oliに関しては、彼は素晴らしいリリシストでもあるし、歌詞もメロディも韻もスゴくわかってると思う。
──「nihilist blues」は今までにないタイプの曲ですよね。Grimesをゲストに迎えていますが、そのいきさつは?
Jordan Fish: あの曲は、ちょっと変わった、古臭くて面白い、ちょっとダサめの’90年代のダンス・ミュージックなんだ(笑)。僕たちがそういう音楽に影響を受けてるのってたぶんみんな知らないと思うんだ。ピアノのメロディのリードのラインは’90年代のハウス・ミュージックからの影響なんだ。ずいぶん昔から好きなんだけど、今回初めてやってみたし、それでいてBring Me The Horizonらしい曲になった。だからこういうダンス調、レイヴ調の曲が出来てうれしいよ。前からデモを作ってて、そこから形にしていく作業をやって、変わった曲ができたんだ。ダークな曲だし、2番のヴァースには奇妙なブレイクダウンも入る。しかもギターが入らないブレイクダウンなのもいい。それで、2番のヴァースにはゲストを入れたかった。それでアプローチする人のリストを作ったんだ。Grimesがやってくれるとは思わなかったんだけど、曲を送ったら「絶対にやりたい」って言ってくれて。クールなアーティストだよ。スゴくクリエイティヴで、完璧に取り組んでくれた。僕たちの期待してなかった感じで仕上げてくれたしね。間違いなくこの曲のレベルを上げてくれたよ。
──「wonderful life」という曲は本来はLimp Bizkitのために作った曲だと聞きましたが、本当ですか?
Jordan Fish: 本当だよ。変な状況だったんだ(笑)。僕とOliで2週間制作をやったんだけど、上手くいかなかったね。どうしてそうなったのかはよくわからないんだけど。ただ、作ったリフは気に入ってたから、そこから曲を作っていったんだ。
Interview: 大野俊哉
■『Newアルバム「amo」オフィシャルインタビュー 〜Oli Sykes編〜』はこちら

1. i apologise if you feel something
2. MANTRA
3. nihilist blues (feat. Grimes)
4. in the dark
5. wonderful life (feat. Dani Filth)
6. ouch
7. medicine
8. sugar honey ice & tea
9. why you gotta kick me when i’m down?
10. fresh bruises
11. mother tongue
12. heavy metal (feat. Rahzel)
13. i don’t know what to say
Bring Me The Horizon「amo (国内盤)」
2019.1.30 In Stores
SICP-5940 / ¥2,200 (w/o tax)
Sony Music Japan
※初回仕様限定ステッカー封入、歌詞/対訳/解説入り
■アルバム購入リンク
https://SonyMusicJapan.lnk.to/BMTH_amo_jpTK
■海外オフィシャル・サイト:
http://www.bmthofficial.com
■日本オフィシャル・サイト:
http://www.sonymusic.co.jp/artist/bringmethehorizon

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