【FEATURES】Bring Me The Horizon, Newアルバム「amo」オフィシャルインタビュー 〜Oli Sykes編〜

Published On 2019年1月25日 | By admin | Features, NEWS, THE FEED, TOP PICKUP

Bring Me The Horizon, 6枚目となるNewアルバム「amo」のオフィシャルインタビューが到着!NM MAGAZINEではフロントマンOli Sykes編とキーボーディストJordan Fish編の2回に分けてお届けします!遂にリリースされたアルバム(国内盤は1/30にSony Music Japanからリリース)を聴きながらぜひチェックしてみてください!

 
“このアルバムは、たとえBring Me The Horizonらしく聴こえなくてもかまわないって思ったんだよ”
 

──ロックが今や退屈なものになってしまって、ラップが新たなロックやパンクに匹敵するものだと語っていましたよね。今のそういう音楽シーンにあって、今回アルバム作りに当たってミッションのようなものはありましたか?

Oli Sykes: 今やもう新しいロックスターは出てきてこないからね。ロックというジャンルからはずいぶん長い間アイコンのような存在が出てきてないよね。ロック・フェスティバルにしても、いまだに大御所ばかりが目立ってるし、いつまで経ってもOzzy OsbourneとかMetallicaが君臨してるよね。それからSlipknotを始めとして、何年もヘッドラインのラインナップが変わらないままだ。一方で、他の音楽ジャンルからは常に新しいアイコンが出てきてる。しかもポップ・カルチャーに絶大な影響力を持ってる。ロックには変化が少ないし、細かなジャンルの境界線だとかルールだとかが多すぎる。ギターとドラムのサウンドが必ず入ってなければいけないとか、そんなのは今では全く新鮮じゃない。ヘヴィなモッシュを煽って、ヴォーカルは叫んでばかりだ。一方、ラップの方は毎日のように新しいアイコンが出てくるし、カルチャーになってる。音楽は常に新しいものが生まれて更新していくものなのに、ロックはちっとも進化していないんだ。ロック・バンドだからできること、できないこととか、そういうのはもうどうでもいいんだよね。だから僕たちはそれをロックと呼ぼうが何と呼ぼうが、音楽でしかないんだけど、今までに他の人がやったことのない新しいものを提示していきたかったんだ。

──今回、音楽的に自分たちにとって最大のチャレンジは何だったのでしょうか?

Oli Sykes: 音楽をやるからには新しいことをやるべきだと思うんだ。今までに聴いたことのないものだよ。トラディショナルなものにしても、今までに聴いたことのないバージョンのものをやるべきなんだ。ギターの音をベースにしてるバンドがエレクトロニックの要素を取り入れるとする。だけどロックとエレクトロニックのテクスチャーがバラバラで、相容れないものになってしまう。ストレートなロックをやりたいのとエレクトロニック・ポップをやりたいのとで分かれてしまうから。だからこの二つをブレンドして新しいものを生み出すことすら難しいんだ。今回、僕たちはいろんなトライを繰り返しながらチャレンジしていく中で新しいサウンドを追求していったよ。それはヴォーカルのアプローチにしてもそうで、ヘヴィなところで叫ぶようなありきたりのことはもうしたくなかったし、音楽のテクスチャーに最も自然に融合するようなヴォーカルのアプローチを考えたんだ。

──今回、まず「MANTRA」を発表し、その後に「wonderful life」を発表して、アルバムのリリースとなるわけですが、最初の2曲をイメージしていると、アルバムの他の曲はあまりにも違う曲ばかりなので、リスナーは驚きますよね。今回様々に違うスタイルの曲がありますが、どのようなアイデアで曲作りをしていきましたか?

Oli Sykes: 今回の制作は相当ディープなところまで行ってたから、「この曲はどういう風にして出来たの?」って聞かれても答えようがないなあ。自分たちでもどうやって作ったのか覚えてないからね。僕たちはただ曲が出来上がっていくのを見ていただけだから。アルバムの収録曲のどれもが全く違うサウンドだし、それがどういうアイデアで出来ていったのかはわからないんだよ。「wonderful life」にしても、僕たちの他の曲と全く違うものが出来たし。今回のアルバムの曲はどの曲も僕たちの今までのアルバムとは全く違うものになったんだ。アルバムとして楽曲をまとめた時にも、それぞれの曲が違いすぎると思ったね。でもこのアルバムは、たとえBring Me The Horizonらしく聴こえなくてもかまわないって思ったんだよ。サウンドを気に入ってエキサイティングだと思えたら、そこからどんどん曲を形にしていったわけだから。

──今までと違う新しいタイプの曲にアプローチした一番のモチベーションは何でしょう?

Oli Sykes: 自分たちへのチャレンジだね。ニュー・アルバムは今までに僕たちが作ってきたものとは違うサウンドになった。でもそれって、自分たち的には、今回は今までで最高の曲を書いたということに尽きるね。ただ、前のアルバムよりももっとたくさんエクスペリメンタルな曲は入ってるよ。クールな曲をいっぱい作りたかったからね。だからと言って、このアルバムを聴かせた時にファンのみんなにあまりにも疎外感を抱いてほしくはなかった。みなさんおなじみのBring Me The Horizonでなくなってしまったっていうわけじゃないから。でもこのアルバムで僕たちは自分たちが今までに上手くやってきたことの上に乗っかるつもりはなかったんだ。先に行ったように、僕たちがやりたいのは自分たちへのチャレンジなわけだから。ファンを裏切るようなことはしたくはないし、前のアルバムに対するディスリスペクトもないんだけど、新しい曲はどれもが昔の曲を吹き飛ばすくらいの勢いがあると思うね。

──おなじみのBring Me The Horizonらしい曲もある一方で、今までにない曲もたくさんありますね。

Oli Sykes: これまでとは全く別の方法でヘヴィにもしたかったし、キャッチーにもしたかったんだ。前のアルバムはロック・アルバムだったし、そのおかげで僕たちはより大きな会場でプレイできるようになった。Linkin Parkの『Hybrid Theory』みたいにどの曲もシングルカットできそうだしね。今回もラジオでかかるような曲も作ったよ。そういう曲を作るのは大好きだからね。でも同時に、おなじみのBring Me The Horizonをすべて放り出して作ってみ曲もあるんだ。勘違いしないでほしいのは、今まで以上にポップな曲だってあるっていうこと。一方で、ずいぶんと変わった曲だってある。サウンド的にはロックには聴こえない曲だってあるよ。もちろんヘヴィでダークではあるんだけど、違う文脈の音になってるんだ。僕たちが今までにやってきたどんな音とも違うものになってると思うね。

──今回、ゲストのフィーチャリングも新鮮ですね。Grimes、Cradle Of FilthのDani Filth、Rahzelをゲストに迎えたいきさつは?

Oli Sykes: 前の2枚のアルバムではゲスト・ヴォーカルをフィーチャーしてなかったよね。自分たちだけで音楽を作って、自分たちのバンドというものをアピールしたかったからね。でも今回はゲストを入れたらクールだなと思ったんだ。今回のアルバムは通常のロック・アルバム以上のものがあるし、Grimesとのコラボレーションも最高だったよ。僕たちは彼女の大ファンなんだけど、彼女は曲を気に入ってくれてね。この曲をスゴく進化させてくれたと思う。Rahzelのビートボックスも最高だよ。Dani Filthの曲は元々はLimp Bizkitのために僕とJordanで作った曲なんだよ。

──その曲はLimp Bizkitの曲にはならなったんですね。

Oli Sykes: 全然上手くいかなかったんだ。Fred Durstも全然姿を現さないしね。だけど、このリフをジョーダンと書くことができたから良かったよ。

──アルバム・タイトルの『amo』ですが、ポルトガル語で「愛している」という意味ですよね。今回のアルバム・テーマは「愛」ということになるのでしょうか?

Oli Sykes: 2年前に離婚を経験したんだ。このことについてはあまり語りたくはなかったんだ。離婚をずっと引きずってるとも思われたくなかったし、過去のことをほじくり返したくもなかったからね。誰かのことを曲にすることによって、そこにスポットを当てるのもイヤだった。それでもしばらくすると、自分自身を見つめ直して、この問題にちゃんと向き合えるようになりたいと思ったんだ。自分の中のシステムから外に出るために、僕には離婚のことを語る必要があるんだってわかったんだ。別に自分が惨めな気持ちになってたわけじゃないんだけど、離婚というトラウマ的なことを経験してしまうと、いろいろ精神的に重荷を背負ってしまう部分もあってね。他人のことを今までよりも信用できなくなったりもしたし。だけどそんな中で、音楽を作ったり、歌詞を作ったりするのはスゴくセラピーみたいなものなんだ。僕がラッキーなのは音楽があったから、そういう状況から抜け出すことができたんだ。曲を書くことによって、自分が問題と向き合えただけでなく、曲を出した後にステージに上がると、ファンがその歌詞を僕に向かって歌ってくれるわけだから最高なんだ。愛には良いこともあれば、悪いこともあるし、奇妙なことだってある。愛は僕自身に影響を与えるし、相手にだって影響を与える。愛し合う二人がリレーションシップ(付き合い、関係)を持つと、周りの人たちだって影響される。愛についてコンセプト・アルバムを作るのはそれほど難しいことじゃないよ。どんなことだって最終的には愛に行き着くわけだから。だからこのアルバムは、怒りのアルバムでもないし、それよりもちゃんと向き合って、乗り越えて、精神的に荷を下ろす感じなんだ。あと、amoはポルトガル語で「I love」(愛している)っていう意味だけじゃなく、master(マスター、主人、持ち主、所有者)っていう意味もあるんだ。いろいろ隠れた意味もあるわけだから、けっこう複雑な意味合いを持つんだよ。

──今度61回目を迎えるグラミー賞、2019年の最優秀ロック・ソングに「MANTRA」がノミネートされましたが、感想は?

Oli Sykes: 正直言ってスゴく驚いたよ。グラミー賞なんて別世界だと思ってたから、スゴくクレイジーなことだよ。でもノミネートされたのは単純にうれしい。クールだと思うね。

Interview: 大野俊哉
 

■『Newアルバム「amo」オフィシャルインタビュー 〜Jordan Fish編〜』はこちら


1. i apologise if you feel something
2. MANTRA
3. nihilist blues (feat. Grimes)
4. in the dark
5. wonderful life (feat. Dani Filth)
6. ouch
7. medicine
8. sugar honey ice & tea
9. why you gotta kick me when i’m down?
10. fresh bruises
11. mother tongue
12. heavy metal (feat. Rahzel)
13. i don’t know what to say

Bring Me The Horizon「amo (国内盤)」
2019.1.30 In Stores
SICP-5940 / ¥2,200 (w/o tax)
Sony Music Japan

※初回仕様限定ステッカー封入、歌詞/対訳/解説入り

■アルバム購入リンク
https://SonyMusicJapan.lnk.to/BMTH_amo_jpTK
■海外オフィシャル・サイト:
http://www.bmthofficial.com
■日本オフィシャル・サイト: 
http://www.sonymusic.co.jp/artist/bringmethehorizon

 

 

 

 

 

              


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