【FEATURES】Alex(ALL TIME LOW) x Taka (ONE OK ROCK) スペシャル対談
──では、短い質問をします。好きなアーティストは?
A: 多分GREENDAYが一番好きなアーティストだね。12歳か13歳の時に彼らの音楽を知って、フロントマンとしてのビリーを崇拝していたんだ。自分がやりたい音楽やステージの面でも自分の理想は彼に植えつけられたと思う。でもそれ以外に聴いて育った音楽はPINK FLOYDかな。
T: 一個に絞れないですね。いっぱいいすぎて。やっぱアメリカ、ヨーロッパすべて引いて見ているので一つには絞れないけれど、一番最初に見て衝撃を受けたのがLINKIN PARKでした。
A: LINKIN PARKか!いいね、息の長いバンドだよ。もう何年も活躍している。最高だね。
T: そうそう。
──では好きな食べ物は?
A: 麺類、そばが好きなんだ。
T: そば?本当に?
A: 大好きだよ、それから一般的にはピザが好きだな。ヘルシーじゃないけどうまいんだもん
T: 僕もアメリカンピザと寿司です。
──好きじゃなかったり、食べられないものはありますか?
A: 笑。おとといお寿司を食べに行ったけど、注文してないものが出てきたんだ。白子ってやつ。
T: 生?それとも調理されていた?
A: …生。
T: 本当に!初めてだよね?
A: …そう。あまり好きになれなかった。見た目も不思議だったけど試してみたよ。これ食べたくないのになあって思いながら。
T: 脳みそに見えるけど脳みそじゃないしね。
A: 何なのかわからなかった。ジャックは拒絶していたから「いいよ、きっと美味しいから食べて見るよ」って。まあ、いい経験だったけど凄かった。
T: 僕はパクチーですね。
A: 何?ああ、シラントロ。嫌いな人はいるよね。
T: 石鹸みたいな味がする。
A: そう、みんな違う風に捉えるみたいだよ、嫌う人は味覚が違う反応をするかららしい。ライアンも嫌いだよ。
──好きな映画は?
A: 「The Fifth Element」という映画があって、子供の頃に見て以来、ずっと虜になっている。セリフも全部言えるよ。
T: タイトルわからないんですけど、ジャンルで言ったら恋愛系。ロマンスですかね。
A: 「Love Actually」は良い映画だったな。
T: 「Love Actually」いいよね!
──曲を作る時、歌詞とメロディーどちらが先に出てきますか?
A: その時による。僕はどっちも作るけど、最近は別々に作るようにしている。ちょこちょこ書いていて、特に構成とかメロディーに合わせてはいないんだ。音楽とかメロディーを作った後にそれをはめていく感じ。ソングライターとして一つとても努力しているものは、しっかりした曲のコンセプト。だから歌詞を先に作った方が楽に思えたりするんだ。新しいアプローチだけど楽しんでいるよ。
T: 僕はほとんどメロディーが最初なんですけど。時にバンドが作った曲に歌詞を乗っけたりもします。でも基本はメロディーです。
──歌詞は実体験とは感じていることについて書きますか?それともフィクションでしょうか?
A: これもまた両方だね。僕たちの曲はパーソナルなことが多くて経験していることが一番書きやすい。でも時にコンセプトとか、本や映画とかで「これは歌で表現したいようなシチュエーションだ」と思うとそれを取り上げたりする。
──Takaさんはロマンチックな映画が好きだから、ロマンスについても書かれるんですか?
T: そうですね、恋愛の曲を書く時は自分の実体験がほとんどなく、そう言う映画を見た時に思い浮かんでくるセリフやフレーズをメロディーに乗っけたりとかが多いですね。あとは人のライブとか。
A: 英語と日本語で書くんだよね?
T: そうだね。
──英語で書く時は英語で考えて書きますか?どれとも一度頭の中で訳してますか?
T: アメリカ人の友達がいるので、最初はでたらめ英語みたいので歌ったりしてでもけっこう合ったりするんで、それを元に作ることが多いです。
A: 実は、僕も先に日本語で書いているんだ。
──そうだと思いました(笑)
A&T: 爆笑
A: それで訳してるんだ。
T: 最高だね。
──バンドの誰がペースメーカーですか?
A: その時によるけど、ライブではJackはエネルギーの塊だからいつも走り回って観客とやりとりをして雰囲気を作ってる。彼が特にエネルギッシュな時は僕たちはもっと努力しないといけなくなる。でもリズムセクションのRian とZachが引っ張り役だから僕たちはついて行く。僕はただくっついているだけだな。
T: 僕らは…日本人って、ロックバンドって最初から「おりゃ!みたいな所があるんですよね」。だから誰か一人でも逆にテンションが下がっているとそいつをカバーするという。だからいつもテンションはマックスでいます。
──一番集中力があるのは?
A: 多分ZachかRian。音楽に関しては外さないね。僕はよく間違えるけど、ギターと歌で努力してもそんなにうまく弾けないから、正しくプレイすることだけを考えている。
T: ドラムのTomoyaです。あいつはそうですね。僕は気分屋で、ギターのToruはどちらかと言うと慎重派。で、ベースのRyotaは感覚。でもドラムのTomoyaが一番集中型です。
A: そうじゃないとね、すべての幹だから。
T: 確かに。
──一番冷静なのは?
A: 多分Zach、かなり冷静で禅だね。
T: 僕かToru。
──一番ポジティブなのは?
A: 僕かRian。僕は物事を楽観的に見る努力をしているけど、ツアーでの生活が辛くなるとRianがセラピスト的な存在になってくれる。
T: 僕です。一番!
──一番時間を守る人は?
A: 僕じゃないな。Rianかも。彼はとても時間を守るし、人間の鏡だね。
T: うち誰もいない!みんなばらばらです。
──Takaを3つの言葉で言うなら?
A: 冷静
T: 僕が?本当に?
A: ステージでじゃないよ。いつも一緒の時はゆったりしている。
冷静、優しい — いつも思いやりがあるんだ。出かけると何か飲む?食べる?とか案内もしてくれたり。ステージじゃしっかりしているよ。シンガーっていつも他のシンガーのパフォーマンスを見ているけど、僕たちが一緒にやったツアーでは常にしっかり歌っていた。そこは尊敬できるね。
──Alexを3つの言葉で言うなら?
T: 歌がうまくて、かっこよくて優しい、ナイスガイ
A: ありがとう!
Translation: Ginger Kunita
Photo: Thomas Falcon
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