【REVIEWS】Relient K – Collapsible Lung
Released:7/2/2013 – Mono Vs Stereo
誰もがこの新作を待っていただろう。2009年にリリースされた前作「Forget And Not Slow Down」はフロントマンMatt Thiessenの才能が詰まった素晴らしいアルバムであった。例えるなら、Death Cab for CutieのシンガーBen Gibbardがポップパンクバンドのアルバムを作ったようなものだった。しかし、残念ながらそのアルバムは、過去のRelient Kの作品と同じような成功を収めることは出来なかった。今作「Collapsible Lung」は、まるで陰陽のようにパワフルさとエモーショナルさを合わせ持った作品と言えるだろう。今作の制作にあたって、Matt Thiessenは楽曲の共作者に、Maroon 5(共作曲:”Part Time Lover”)やBruno Mars(共作曲:”Can’t Complain”)、Neon Trees(共作曲:”Gloria”)などの楽曲制作を手がけた著名なミュージシャンを招いている。アルバム終盤には、ソフトなバラード “Sweeter” から、タイトルトラックでもある “Collapsible Lung” へとエモーショナルな展開が待っている。しかしながら、どこか物足りないように感じる。Owl Cityをフューチャーしたボーナストラック “That’s My Jam” も素晴らしい楽曲ではあるが、必要なかっただろう。
テキスト: Scott Heisel
翻訳: Ken-Ichiro Arima/有馬健一郎
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