【REVIEWS】August Burns Red – Rescue & Restore

Released:6/25/2013 – Solid State
今年で結成10年目を迎えるペンシルベニア州ランカスター出身のAugust Burns Red。今作「Rescue & Restore」を持って、彼らは停滞するメタルコアシーンに楔を打ち込んだと言えるだろう。そのアルバムタイトルはもちろんのこと、彼らの意思が込められた作品となっている。メタルコアのアルバムでよく耳にするギターリフやスクリームはそこにはなく、誰にも真似出来ない彼ら独特のサウンドがちりばめられている。
この「Rescue & Restore」は、現在のメタルコアシーンを代表するアルバムとなるだろう。あのAs I Lay DyingやDarkest Hourらが持つ特有のエッセンスを感じさせつつも、バンドとしての円熟味や彼らが目指すサウンドが明確に打ち出されているからだ。そして、聴き手は飽きる事のない楽曲の展開に心を奪われる。今作に収録されている11曲は、始めから終わりまで、とにかく色が濃い楽曲ばかりだ。そして、まるで嵐のように、かつ滑らかに展開されるギターリフと激しいビートが一貫して鳴り続ける。そこには、過去の楽曲やよくあるような展開はひとつもない。あるのは新鮮で斬新なサウンドのみである。むしろ、そのアプローチが功を奏したと言えるだろう。サウンド面においても、歌詞の面においても、素晴らしいの一言である。
歌詞の面においても、彼らが今までに打ち出してきたクリスチャンの要素は、宗教的ではなく、より人間味を帯びた内容になっている。事実、今作「Rescue & Restore」は、人が人であるためにはといった哲学的内容になっている。すなわち、楽曲 “Beauty In Tragedy” に代表されるように、なぜ我々はここにいて、そして生きているのかといったものだ。人間が抱える永遠のジレンマを、深くヘヴィでメロディックな協奏曲にのせて、彼らは歌っている。そして、この作品はその答えを我々に与えてはいない。あくまでも、その答えを探すきっかけを聴く者に差し出してくれる、そういった作品に仕上がっているのだ。
テキスト: Brendan Manley
翻訳: Ken-Ichiro Arima/有馬健一郎
メンバーによるアルバム全曲解説はこちら

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