【FEATURES】ポストハードコアバンドFOADが “CASCADE – TRANQUIL CASCADE” を語る「この曲が持っている繊細なメッセージ性を、よりエモーショナルに表現したいと思った」
今年「SCREAM OUT FEST 2017」に出演、7月にはWhile She Sleepsの台湾公演のサポートアクトを務め、そして来月にはSecretの来日ツアーサポートも行う、TRIPLE VISION entertainment所属の横浜出身ポストハードコアバンドFOADが先日 “CASCADE – TRANQUIL CASCADE” Music Videoを公開しました。
2016年作「CASCADE EP」のタイトルトラックであり、バンドの代表曲でもある楽曲をアコースティック・アレンジで生まれ変わらせたこの “CASCADE – TRANQUIL CASCADE” は、来年リリースのシングルに収録される予定です。
そして今回、バンドが「なぜこの曲をアコースティックで表現しようと思ったのか?」など、この曲について、そして来年リリースのシングルのことまでを語ってくれました。まずはMusic Videoをチェック!
元々、この曲は3.11東北大震災の時に作った曲だとバンドは語ります。「深い悲しみから強く立ち上がる現地の人達の強さに感銘を受け作った曲なんです。」そしてどこまでもエモーショナルで美しいこのアコースティック・アレンジにたどり着いた理由についてバンドはこう続けます。「普段の歪んだギターやシャウトボーカルのあるバンドアレンジでは出し切れないこの曲が持っている繊細なメッセージ性を、よりエモーショナルに表現したいと思い、アコースティック、ストリングスアレンジを加えました。」
そしてこのアレンジが世に出るきっかけとなったのはSNSだったと明かしてくれました。「我ながらこの曲のメロディーがすごく好きで、よくアコギで弾き語りをしていて、それをSNSにポストした時に思いの外反応が良かったので、やってみるかっということになりました。」
このアコースティック曲を次のシングルに収録することについてバンドは「可能性の探求と主張ですね。」と語ります。「アーティストとしての底力を見せるべく、こんな事も俺らはできるんだぜっ!ってのをみんなに知ってもらいたかったんです。自分でもポストハードコアバンドと謳っていますが、そこだけに留まりたくない。僕達がやりたいことを僕達しか持っていないフィルターに通して、ジャンルや時代に囚われない活動をしていきたいという思いもあります。」
そして最後に、次のシングルの内容についても明かしてくれました。「ヘビーなセクションはよりヘビーに、メロディアスな部分はよりエモーショナルになっていきます。今まで頑なに導入してこなかったストリングスやシンセなど新たな要素も積極的入れていく予定なので今までの作品とは似て非なる壮大でスケールの大きい物になると思います。バンドにとっては今まで積み重ねてきた僕達らしさ、新たな挑戦をふんだんに練りこんでFOADの真のオリジナリティが確立する1枚になると思います。」
以下 “CASCADE” のオリジナルver.も併せてチェックを!