【NEWS】The Ghost Insideがなぜ自分たちが最後のWarped Tourラインナップにいないのかを語る
今年で最後の開催となるWarped Tourのラインナップが昨日発表された後、ロサンゼルス出身メロディックハードコアバンドThe Ghost InsideがWarped Tourに出演することはないと明かしました。
「今日、最後のWarped Tourのラインナップが発表されたけど、僕たちが出演することはないよ。多くの人ががっかりしているかもしれないし、僕たちもそうなんだけど、僕たちはまだステージに上がれる状況ではないんだ。」
Update: the final Warped Tour summer lineup was announced today and we won’t be a part of it. Lots of you might be disappointed and we are too but we aren’t quite fit for the stage yet.
— The Ghost Inside (@theghostinside) 2018年3月2日
「でもラインナップは発表された。僕たちの多くの友人、一緒にツアーしたバンド、僕たちが聴いているバンドがね。Kevin Lymanは堂々とそれを発表してる。何百という夏の中の2つのWarped Tourに参加できて、僕たちは彼には感謝してもし足りない。」
BUT. The lineup is stacked. So many of our friends, bands we’ve toured with, bands we listen to. @KevinLyman is sending it off in style. We couldn’t thank him enough in a hundred summers for the opportunity to be a part of two warped tours.
— The Ghost Inside (@theghostinside) 2018年3月2日
「これまでの僕たちの最大の名誉はEpitaph Recordsを代表してWarped Tour ’14のメインステージに出演する機会を持てたことなんだ。南カリフォルニアの小さなハードコアバンドの夢を遥かに超えていたよ。」
The ultimate honor of our career so far was having the opportunity to represent @epitaphrecords on the main stage of Warped ‘14. Far beyond the wildest dreams of a little hardcore band from SoCal.
— The Ghost Inside (@theghostinside) 2018年3月2日
2015年11月、バンドが乗っていたツアーバスが大事故に遭い、メンバーは今も治療を続けなければならないほどの大怪我を負いました。バンドは2016年のWarped Tourに出演する予定でしたが、事故によりそれは叶わなくなってしまいました。
そしてKevin Lymanは「Warped Tour 2016」のラインナップ発表イベントで「事故が起きた時僕は言ったんだ。「Warped Tourが始まる前日まで席は確保しておくよ。ここは君たちの席だ」って。」「僕は今まで1年半も前に出演バンドを発表したことは一度もない。The Ghost Insideは2017年のWarped Tourに出演します。」と発表しました。
しかしバンドの回復は間に合わず、このオファーを断念せざるを得ませんでした。
2017年2月にバンドのフロントマンJonathan Vigilは「僕たち自身も含めて多くの人たちが、現在の状況よりももっと良くなっていると考えていたと思うんだけど、残念ながら今年の夏にプレイすることはできないんだ。」「残念ながら、僕たちはまだライヴに復帰できる段階ではないんだ。でも僕たちはそれについて日々考えているし、恋しく思ってる。僕たちが再びプレイするところを観たいとみんなが思ってくれているのと同じくらいに、僕たちもそこに戻りたいんだ。」とコメントしています。
またVigilはは先月末に「ライヴができない辛さ」を自身のInstagramに綴っています。
「すべてを正直にさらけ出すとライヴに行くのが‘辛い’んだ。ほとんどの会場、スタッフ、来場者は、障害を持つ人や怪我をした人に親切にしてくれるから、身体的に辛いという意味ではないんだ。僕が辛いと言っているのは…ここにいることなんだ。僕たちが何者だったのか、何者であり得たかを知ることは辛い。ライヴに頻繁に行くべきではないし、頻繁に行きたいと思うこともないし、頻繁に行く必要もないことは分かってる。でもそれには理由があるんだ。
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それが僕をチクリと刺し、それが僕を傷つける。そこにいることは楽しいけど苦しいんだ。僕は裏切られたような気がする。間違っているような気がする。時代遅れのような気がする。バンドがプレイするのを見ていると、僕たちがそれをやっていたことを認識するんだ。僕たちが持っていたものを認識するんだ。僕はそれを持っていた。プレイするバンドを嫉妬の感情で見る(そうすべきではないけど)だけで心が揺さぶられるわけではないんだ。それが僕を悪化させるんだ。僕は自分自身のことについて「僕はできることをすべてやった。僕はフロアで一緒に歌っているキッズだった、そしてそこに上がることを熱望していた。僕は一生懸命にやった。僕はそこにたどり着いた。他のみんながそうしてきたように。だから僕がもう走れなくなったら、彼らはどうやってステージを走り回りたいと思えばいいんだ?僕は今自分で歩くことさえできない。」って考える。
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僕はこれまでにも損失を経験してきた。純粋さの喪失。若さの喪失。愛する人の喪失。でもこの喪失には対処できることが何も無いんだ。これは埋まることのない穴なんだよ。これはまるで自分の人生の映画を座って観ているようなもので、これからどうなるかが分かっていて、それは違うと叫ぶんだけど、自分にはもうマイクがなくて、誰も自分の言うことを聞くことができないんだ。
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彼らはとても親切な感想やコメント、願い、想いをたくさんここにくれる。彼らはいつも連絡をくれて、それが助けになる。そのサポートはまちがいなくそこにある。だけどそれがこの感情を終わらせるわけではないんだ。これが正直にさらけ出したすべてだよ。唯一の結果が悲しみであるということを分かってくれるかな?」
The Ghost InsideのドラマーAndrew Tkaczykは新たにインストのジェント/メタルコア・プロジェクトOne Decadeを始動し、先月デビューEP「Coma Visions」をリリースしました。