【NEWS】米老舗ギターメーカーGibsonが元ミュージシャンの手によって破産危機を脱する
[Photos by: Gibson, Pexels]
今年5月に米連邦破産法11条の適用申請(日本の民事再生法にあたる)を行い裁判所の監督下にあった米老舗ギターメーカーGibson Brands, Inc.ですが、元ミュージシャンで現在はグローバル投資会社KKR & Co.に所属するNat Zilkhaによって破産危機を脱しました。
KKRら新しいオーナーを迎えたことで、今週火曜日に裁判所の監督を終える承認を得たGibsonは、すべて順調に進めば11月初旬に再スタートするとのこと。
1998年に結成されたオルタナティヴ・カントリーバンドRed Rooster(3枚のアルバムをリリースしている)の元ギタリストだったZilkhaは、現在はKKRの代替信任責任者を務めており、今後Gibsonの取締役に就任する予定です。
「製品に個人的に繋がりを感じています。」とZilkhaはBloombergに語っています。「偉大なアメリカンブランドが道に迷いました。これを元に戻す試みをしなければならない責任があります。」
Gibsonは、2014年に長年CEOを務めるHenry JuszkiewicがPhillipsのオーディオ・ホームエンターテイメント事業を1億3,500万ドルで買収し、“ミュージック・ライフスタイル” カンパニーとして会社を再出発させようとしたものの、負債が増えた一方で販売が伸び悩み経営を圧迫、その結果4年後に破産申請を行いました。