【REVIEWS】Artist vs Poet – Keep Your Secrets 〜 来日間近!再出発を輝かしく彩る春の足音 〜

Released: 2/5/2014 – KICK ROCK INVASION
結成約一年でFearlessと契約し来日経験もあるテキサス産3ピース。その後ファンベースをどんどんと拡大していく中、フロントマンTarcy Thomasonが脱退。それまでギタリストであったJoe Kirklandがフロントマンへ転向し、新たに3ピースでの活動をスタートさせる。しかしバンドはレーベルを離れ、多くのファンも…という思いだったであろう。しかし、彼等は見事に復活への階段を上り出した。コンスタントに作品のリリースは続けていたものの、大きなターニングポイントとなったのはフロントマンJoe Kirklandが米国営放送のオーディション番組「The Voice」にエントリーした2012年。甘い歌声と歌唱力で上位まで勝ち残り、大きな注目を集める事となった。そうした大きなトピックがあった後にリリースされたのが今作「Keep Your Secrets」。本国では8曲入りepとして発表された同タイトル作品をベースに、日本独自でその他epからの代表曲をコンパイルした作品だ。
新体制となってからは、バンドとしてのアグレッション以上にメロディーと唄の持つ力をフィーチャーしてきた彼等だけに、エモやパンクといった要素よりも普遍的で高品質なポップネスが並んでいる。初期からのサウンドを踏襲しながら最新型のエモ・ポップを鳴らす“Ready To Roll”や“Love To Hate Me”等、Boys Like Girls、Hollywood Ending辺りのファンには間違いない王道の楽曲を収録しながら、その他のアプローチも非常に多彩。快晴の空に高く高く手を伸ばす様なメロディーとソウルフルなコーラスが印象的な “Leaving In The Morning”、Fall Out Boyにも通じる高揚感抜群のサビを持つタイトル曲 “Keep Your Secrets”、ParachuteやMaroon5が鳴らすハイセンスで都会的ポップスを想起させる “Miscommunicate”。ここ最近のWe The Kingsの楽曲にも近いサンシャインポップ “Crazy About You” や、Never Shout Neverの様にアコースティックでシンプルなサウンドメイクだからこそ剥き出しの魅力が浮き彫りになる “Stay Strong”。最新ep「The Sleep」から収録された、クリスチャンミュージックのごとき神聖なメロディーと零れ落ちるピアノ音が天へと昇っていく “Break”。そして個人的に、生で聴いたら本気で泣いちゃうんじゃないかっていうほど切ないメロディーを持つ “Stay”。
ただし前述の通り今作は数枚の作品からの楽曲を収録しているだけあって、色々なアプローチがあるのは当然だ。しかし彼等はこれまでも多くの逆境の中でその清涼感あるキャッチーな要素を武器にしながら、バンドサウンドだけでなく多方面からの切り口でポップスの可能性を広げてきた。その長いトンネルを抜けた今、これから発表される楽曲もどの様なアプローチでくるのか楽しみであると同時に、マジョリティーのある作品を作り続けていって欲しい。
2月にWilliam Beckettとのカップリングで再来日も決定した。是非多くのポップス好きに観て欲しいと思う。
テキスト:鎌田 裕司 a.k.a. わいけ

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