【REVIEWS】Dead By April – Let The World Know 〜 折り重なっていくドラマティック・メタルコア 〜

Released: 2/12/2014 – Universal
2011年にリリースされた、クリーンパートのメンバー交替後初となる前作「Incomparable」もまたデビュー作に続き本国スウェーデンで初登場2位を獲得。メンバーチェンジをモノともしないバンドの勢いを象徴したトピックだったが、残念ながら結成メンバーであったスクリーム担当Jimmie Strimell(ex.Nightrage)が昨年脱退。新たにex.What Tomorrow BringsのChristoffer Anderssonを迎えたものの、クリーンパート&スクリームパートの2人は1stリリース時と共に違うメンバーとなってしまった。しかし1st作でクリーンパート兼ギタリスト、そしてバンドのブレインでありながら一度表舞台から姿を消していたPontus Hjelmがギタリスト/キーボーディストとしてバンドに復帰している。
そんな新体制の中発表された三枚目となる最新作。Dubstepを取り込んだ“Abnormal”やユーロ圏/ロシアでトレンディーな扇動的レイヴ感も取り入れた“As A Butterfly”等、新たな要素を加えながら北欧特有のシンセ音や叙情的なエレクトロに仕上げ、決してダンサブルにはならない所が彼等らしい。1stの“Angels of Clarity”や2ndの“Two Faced”にも通じる疾走感を持つ楽曲“Same Star”も収録。正直、存在感あり過ぎたJimmieのスクリームと比較してしまうとかなり一辺倒で面白くないChristofferのVocalだが、その分前作から加入したクリーンパートのZandro Santiagoの歌い手としての才能が大爆発だ。前作でも唄は上手だなぁ、という印象だったが今作はケタ違いにレベルアップ。あまりに驚いて思わず前作を聴き返してしまったが、紛れもなく彼の声ながら別人の様に存在感がある。一曲目“Beautiful Nightmare”ブレイクでのピアノ音のみをバックに唄う辺りも鳥肌ものだが、“Replace You”といったバラードではその辺のR&Bシンガーも真っ青なレベル。
これまでのバンドの世界観は全く崩す事なく、メンバーチェンジもあってか相当プロダクションには注力した印象を受ける。加えて、バンドしてアグレッションは残しつつもよりメロディーを重視した作品に仕上がっているだけに、バンドの今後の方向性も楽しみだ。いずれにせよこうして今作もまたシーン最高峰のハイクオリティー作品をリリースしてきた事に称賛を送りたい。
テキスト:鎌田 裕司 a.k.a. わいけ

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