【REVIEWS】We Are The In Crowd – Weird Kids 〜破格の進化を遂げたポップセンス〜

Released: 3/5/2014 – KICK ROCK INVASION / Hopeless
2009年の結成後すぐに大手Hopeless Recordsと契約を果たし、ParamoreやTonight Aliveに続く女性Vocalバンドとして大きく認知されたニューヨーク出身。Billboard Heatseekers Chartで2位を記録したバンド初のフルアルバム『Best Intentions』リリース後も、本国だけでなくUKやここ日本でも多くのファンを獲得してきただけあり全世界待望の最新作だ。
今作のタイトルに使われる「Weird」は直訳すれば “変”という意味だが、スラングでは “イケてる” という意味を持つ。個性を重視する新世代らしいタイトルチョイスに思わず口元も緩むが、自分達はその世代なのだというストレートな意思表明ではない事が分かる。
ピアノとTayのVocalから幕を開ける荘厳な “Long Live The Kids” でこれまでになかったバンドのスケール感を打ち出し、続く “The Best Thing (That Never Happened)” ではチアコーラスとシンセをフィーチャーしたハッピーな楽曲ながら底抜けな明るさだけでなく、どこかアンニュイなコーラスワークも味を出す。“Dreaming Out Loud” や “Remember (To Forget You)” 等で聴けるJordanとのツインVocalの対比はかつてないほどに明確で、“Manners” や “Attention” でもこれまでの彼等らしい疾走感は持ちながらも、近未来的コーラスワークやエッジの効いたプロダクションは俄然バンドのキャリア史上最高峰のレベル。Story Of The YearやPanic! At The Discoを手掛けてきたJohn Feldmannがプロデュースした事も大きく作用しているだろうが、ここ数年でバンド自身も視野や引き出しを広げた事を証明するアプローチを数多く聴かせる。
彼女達くらいのキャリアには珍しく、勢いに任せただけでなくしっかりと地に足を付け、自分達の立ち位置を確認しながら今後も見据えている印象すら持つ。ゆとり世代の次はさとり世代、なんて言われている昨今に対してのアンチテーゼを投げかけているかの様な、自身に対しての達観と野望とメッセージが詰まっている一枚だ。と同時に、サウンドの説得力を持つ事でバンドのカラーが過去最高に色濃く出た傑作となっている。
テキスト:鎌田 裕司 a.k.a. わいけ

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