【REVIEWS】Memphis May Fire – Unconditional 〜 トレンドを取り入れた、「絶対的」ブレイク作 〜

Released: 3/25/2014 – Rise
Sleeping With Sirens、Of Mice&Men、Issuesの最新作が軒並みビルボードトップ10入りし、その勢いはさらに加速するRise Records。そんな中、同レーベルのネクスト・ビッグウェイヴとして最も期待をされてきたバンドの最新作がいよいよリリースとなった。2012年に発表された前作「Challenger」は日本ではそこまで大きな話題にこそならなかったものの、全米初登場16位を記録。その後Liveでの素晴らしいパフォーマンスも相まり、Yellowcardをはじめとしたミュージシャンからも絶賛され、その年のベストディスクに数多く選出された。
お馴染みCameron Mizell,に加えてKellen McGregorもプロデューサーに迎え、追い風とパッションを詰め込む様にレコーディングされた11曲には、どの曲も間違いなくバンド史上最もクオリティーの高い楽曲達が詰まっている。「新作はオーケストラ要素だけでなく、よりシアトリカルなフィーリングを持った映画のサウンドトラックの様な作品になると思う。」 と制作中にフロントマンMatty Mullinsが語っていた様に、非常にスケール感と情感の強い一枚に仕上がっており、聴き手をこれまで以上に深く自分達の世界へ誘う。切なくも美しき世界観ながら、突如一気に別次元に連れて行くメロディーラインを持った “No Ordinary Love”。発言通りのシアトリカルさを前面に打ち出した “Sleepless Nights” や “Pharisees” 等、ブルータルな面はありつつも、Mattyのクリーンパートを活かしたSecretsを思わせるメロディーはこれまで以上にキャッチーに。しかし、ダウナーで耽美な “Speechless” や “Need To Be” といった楽曲が作品全体に起伏をつけてはいるものの、横並びで聴くと一辺倒な楽曲が多く感じるのも事実だ。コンセプチュアル過ぎない辺りは好印象でもあるが、裏を返すともっともっと大胆にアレンジメントしても良かったのではないか。
個人的には少し期待し過ぎてしまったのか物足りない部分はあるが、新たなるファンを獲得しつつ、これまでのファンにもしっかりと応えるハイクオリティーな作品である事には間違いない。
テキスト:Yuji Kamada

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