【REVIEWS】Emmure – Eternal Enemies 〜 ようやく時代は彼等に追いついた 〜

Released: 4/15/2014 – Victory
2003年に結成し、バンド二作目にしてVictory Recordsデビュー作となった初フル「Goodbye to the Gallows」リリース以降、一貫してデス&ブルータルかつモッシーなハードコアサウンドを鳴らしてきた彼等も、今やもうベテランの域へ。初期はフロントマンFrankieの歌唱法や変則的でカオティックな楽曲展開もありDeathcoreの括りで語られる事も多かったが、4thフル「Speaker of the Dead」以降Joey Sturgisをプロデューサーに迎えた事により、さらにハイブリッドに進化し確固たるオリジナリティを確立。作品をリリースする度にバンドの持つHip Hopの要素が前面に出てきた事でも、後続に大きな影響を与えてきた。そしてこの6枚目となる新作もまたJoey Sturgisのプロデュース。これまでBetween The Buried And MeやBury Your Deadを渡り歩いてきた新ドラマーMark Castilloが加入して初の作品にもなる。
先行シングルとなった“Nemesis” からラップ、スクリーム、ガテラル、グロウル、スポークンワードといったフロントマンのFrankie Palmeriの多彩すぎるボーカルスタイルが目まぐるしく詰め込まれた凄まじいインパクト。そして意味深なタイトルを持つ “Hitomi’s Shinobi” での壮絶なディスコードと喘ぎ声サンプリング(笑)。これまで要所要所で顔を覗かせていた叙情感を過去最高に打ち出した “Grave Markings” や “Most Hated”。とくに同曲はスケール感ある叙情リフにFrankieが敬愛するFred Durst(Limp Bizkit) の後期Vocalスタイルを落とし込んだような楽曲だけにニヤリとさせられる。そんなLimp Bizkitへのオマージュ感を出しまくり、Mixture特有の縦ノリと壮絶なスクラッチにデス要素とぶち込んだ “E”。そして同じく敬愛するKorn特有のブリンブリンのベースラインを彷彿とさせる “The Hang Up” が今作を最も象徴するトラックだろう。全体的にここ二作と比べるとモッシュコアの要素はやや薄れ、代わりに凄まじきカオティックさとnu-metal感がフィーチャーされている。
どうしようもない最高なお下劣っぷり満載の歌詞は相変わらずだが、一聴するだけだとサウンド面にお馬鹿感がなくシリアスに感じてしまうかもしれない。しかしよく考えれば最高に狂っている。近年如実にnu-metalからの要素を新作に取り込むバンドが増えてきたが、いち早くこうした要素を取り込んできた彼等が真面目な顔をした仮面を付け、こういった作品を作っている事自体がシニカルでしかない。

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