【REVIEWS】Motionless In White – Reincarnate 〜 これぞ最先端ラウドコア 〜

Released: 9/17/2014 – TRIPLE VISION / Fearless
005年結成時から一貫したゴシックかつダークな世界観をベースに、エクストリームなサウンドを鳴らし続けて来たペンシルバニア産の約二年振りとなる3rdフル。初期の自主制作でリリースされた1st EPやTragic Heroからリリースされた2nd EP時代はポストハードコアサウンドの範疇で語られていたが、現在所属するFearless Recordsと契約してリリースされたフルアルバム「Creatures」以降、サウンドは強靭になりメンバーの音楽的引き出しが続々と開かれていった。特に前作「Infamous」ではインダストリアルなニュアンスまで打ち出され、バンドが確実にネクストステップへと踏み込んだ事をリスナーに叩き付けた結果、全米Billboard Chartにて53位を記録。ロングセラーを続けた。その後も精力的にLive活動をする中、今作のレコーディングを開始。当初はメンバーのChrisがセルフプロデュースという話だったが、My Chemical RomanceやChiodos、Lamb of Godなど本当に数多くの作品のミックスを手掛けてきたDan Korneffを迎え共同プロデュースとなった。
まず驚くのは、多くのリスナーが驚嘆した前作の幅広いサウンドメイクがさらに比較にならない程多彩になっているという事だ。ブルータルでメタリック、ゴシックでラウド、という彼等の世界観は全く崩す事なくその全てがハイブリッドに深みを持つ。Marilyn Manson直系のインダストリアル感をモダンに消化させた “Death March “ や ”Generation Lost”。nu-metalリバイバルを彼等なりに咀嚼しMadina Lakeを彷彿とさせるメロディーラインを取り込んだタイトル曲 “Reincarnate”。一転して超メタリックかつスラッシーに雪崩れ落ちていくファストな “Puppets 3 (The Grand Finale)” ではバンドも敬愛するCradle of FilthのDani Filthがフィーチャリング。その他にもIn This MomentのMaria Brink嬢が妖艶な唄声とスクリームを披露する “Contemptress”、Marilyn MansonやKMFDMのメンバーであったTim Skoldが “Final Dictvm” にて参加。前作に続き多彩なゲスト陣との共演も聴き所だ。そして全体的に打ち込みやサンプリング等の使い方もマニアックになりすぎず、ラウド感を共存させる。
ゴシックやインダストリアルと聞くとやや難解で聴く人を選ぶ様なイメージを持っているリスナーもいるかもしれないが、それを全く感じさせない程にしっかりとメロディーや聴き所を取り込んでいるその絶妙なバランス感覚。それこそ彼等が次々と音楽ファンを魅了している所以なのだろう。
テキスト:Yuji Kamada

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