【FEATURES】Motionless In White, Newアルバム「Reincarnate」インタビュー

2014年度のVans Warped Tourでは全日程メインステージに参加し、全米中のキッズを沸かせたMotionless In White。メタルやパンクをベースにしつつ、デジタルを効かせた中毒性の高いインダストリアル・サウンドを武器に唯一無二の存在となった彼らのニューアルバム、「Reincarnate」がいよいよリリースされる。鮮烈なビジュアルやホラー/ゴシックな要素を取り入れた独特の世界観、そしてそのダーク&ソリッドなサウンドでリスナーを魅了し続ける彼らの、貴重なインタビューをお届けしたい。
“俺たちは自分の信念に従って、本質的なことしかやりたくない”
──「Reincarnate」は前作の「Infamous」と比べ、更にインダストリアル色が強くなったように感じました。
Chris Motionless(以下Chris):うん、そうなんだ。俺たちはインダストリアルや、エレクトロニカから大きな影響を受けてきた。これまでにもそう言った音を表現してきたつもりだったけど、この作品にハッキリとそう言った要素が現れているのは、楽曲を作るスキルが向上したおかげだと思うよ。このアルバムを制作するときたった一つだけ強く意識したのは、心の底から沸き上がってくるアグレッシヴな楽曲を、自分たちが本当に納得出来るように作ることだった。パンクでも、インダストリアルでも、メタルでもいいから、とにかく自分に対して正直に音を作って行きたかったんだ。
──今回は「Infamous」と比べて制作に時間がかからなかったそうですが、実際のレコーディング作業はいかがでしたか?
Chris:これまでで一番スムーズに進んだレコーディングだったな。毎日必ず物事が前進していったんだ。Danは俺がとにかくストレスフリーに過ごせるように環境を整えてくれたし、俺が希望していたことをとても尊重してくれた。「Infamous」のときは、レコーディングが終わった後にフラストレーションを感じる点も多かったけど、今回は本当にハッピーなまま制作を終えることが出来たよ。
──今作のプロデューサーは、Crown The Empire やPierce the Veil らの作品を手がけたDan Korneffなんですよね。彼を迎えた理由を伺えますか?
Chris:Danがこれまで携わってきた作品のプロダクションはとても有名だし、そのサウンドのクオリティも素晴らしいからね。彼は俺がスタジオでいかに心地良くいられるか、と言うことにすごく気を配ってくれて、このレコードに対して思い描いていたヴィジョンを達成することにとても協力的だったから、一緒に仕事が出来て本当に嬉しかったよ。
──前作「Infamous」ではプロデューサーを務めていたTim Sköldは、今作に収録されている “Final Dictvm“ で共演しています。今回、彼をプロデューサーでなくフィーチャリングアーティストとして迎え入れた理由を伺えますか?
Chris:Timとの作業は、本当に良い経験だったよ。前作「Infamous」では2人のプロデューサーと共に作っていったんだけど、実は色んな問題も多かった。だから、今回はDanをプロデューサーに迎え入れ、Timとは特定の楽曲で一緒にやりたいと思ったんだ。とても上手くいったと思っているよ。
──あなた方はファーストアルバム「Creatures」には “Puppets (The First Snow)” 、セカンドアルバム「Infamous」には “Puppets 2 (The Rain)” と言う楽曲がそれぞれ収録されていましたよね。今作には “Puppets 3 (The Grand Finale)“ と言う楽曲がありますが、これで “Puppets” シリーズは終了なのでしょうか?
Chris:うん、その通りだよ。3番目の曲が出来るなんて思っていなかったんだけど、自分自身やファンのためにも、この “Puppets” のストーリーにはそれにふさわしいエンディングをつけるべきだ、と思ってね。
──そんな “Puppets 3 (The Grand Finale)“ には、Dani Filth 率いるCradle Of Filthが参加しています。彼らから大きな影響を受けたそうですが、今回、Daniとコラボレーションされてみていかがでしたか?
Chris:Daniが曲に参加してくれて、すごく光栄に思ってる。Cradle Of Filthからは本当に大きな影響を受けてきたから、そんな影響を受けたバンドが俺たちの曲に参加してくれて、初心に帰ることが出来た。彼は “Puppets 3 (The Grand Finale)“ を最高の曲にしてくれたし、Daniが参加してくれたことによって、ファンのみんなもこの曲をさらに楽しめるんじゃないかな。
──In This MomentのMaria Brinkもアルバムに参加していますが、彼女との制作過程はいかがでしたか?
Chris:素晴らしかったよ。Mariaはとても仲の良い友達だし、彼女は美しい歌声を持っている。もともと女性ヴォーカルを迎えた曲を作りたいと思っていたんだけど、歌ってもらうのはMaria以外には考えられなかった。ありがたいことに彼女はとても集中してくれて、おかげで完璧な曲が出来上がったよ。
──Motionless In Whiteはホラーや様式美も取り入れた、独特の世界観を持っていると思います。それらを創る上で重要視しているのはどんなことなのでしょうか?
Chris:正直さ、かな。俺は自分たちがやっていることが、嘘くさいものになっていくのが本当に嫌なんだ。俺たちは自分の信念に従って、本質的なことしかやりたくない。流行に乗るためだったり、自分たちの作品を売って得るお金のために嘘をつくのが大嫌いなんだ。
──Motionless In Whiteはアートワークや、ミュージックビデオにもこだわりを感じます。そう言った部分で大切にしていることは何でしょうか?
Chris:実は、それらにも強いメッセージ性を持たせるよう常に意識しているよ。歌詞は視覚的にも表現していきたいし、ストーリーの無いミュージックビデオなんて信じられないんだ。いつもクリエイティヴでいることを心がけ、きちんとした形で作品を世に出していきたい。今のところ、それができている自分たちに満足しているよ。
──前作に収録されていた “A-M-E-R-I-C-A” のミュージックビデオは、SlipknotのShawn “Clown” Crahanが監督を務めていましたよね。彼との作業はいかがでしたか?
Chris:Shawnはとてもクリエイティヴで頭が良いから、今最も一緒に制作をしたい人のうちの一人だよ。今彼はSlipknotに関わることで忙しいから、俺たちの最新のミュージックビデオは無理だと思うけど、また近い将来にぜひ一緒にやりたいね。 俺自身も、 “A-M-E-R-I-C-A” のビデオがとても気に入っているんだ。
──ジャパンツアーの予定などあるのでしょうか?
Chris:YES!!!2015年のどこかで、絶対に日本に行きたいと思っているんだ。ファンのみんなもまた、俺たちのことを暖かく迎えてくれたら嬉しいな。
──Motionless In Whiteは、ビジュアルやサウンドも含め非常にユニークなバンドだと思います。今後、音楽シーンにおいてどのような存在になっていきたいと思いますか?
Chris:たとえ間違っていると思われたとしても、大きなインパクトを与えるバンドでありたい。自分たちのやっていることをジョークみたいだと言われて、鼻で笑われたこともあったけど、それでも俺たちは成長を続けてきた。俺たちを見下してきた連中に対しては高らかに中指を突き立てて、お前らが見下してきた奴は、こんなに成功したんだって言ってやりたいね。
Interview/Translation: Leyna Miyakawa

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