【REVIEWS】Gerard Way – Hesitant Alien 〜 脳みその中はアートに溢れる 〜

Released: 9/24/2014 – Warner
昨年突如解散を発表した、シーン最大の立役者My Chemical Romance。解散後はRay ToroとFrank Ieroがソロ活動開始、James Deweesは長年活動しているReggie and the Full Effect名義で新作発表、Mikey WayがElectric Centuryを結成と各々が精力的に活動してきた。そして、解散後コミック作家としてイラストを描いていたというフロントマンGerardが満を持してソロ作の発表となった。マイケミの作品のみならずMaroon 5やGreen Day、Avril Lavigneといった、一流アーティストの作品のエンジニア/ミキサーを手掛けてきたDoug Mckeanをプロデューサーに迎え、これまでバンドにグラマラスな要素を持ち込んできた彼の音楽的バックグラウンドが爆発。マイケミファンも非常に興味深い作品である事は間違いない。
決して今作の様な音楽がやりたかったから解散した訳ではないだろうが、ソロという名義でやるからにはバンド時代の面影を完全に払拭した方が絶対的に面白い。それを完璧に体現したサウンドである事は、ソロ名義で一番最初に発表された “Action Cat” ではイマイチ伝わってこなかった方も少なからずいたかもしれないが、その全貌を聴いて驚嘆するはずだ。MVと共に発表された今作のリード曲 “No Shows” ではSonic Youthを筆頭としたUSオルタナティヴ勢とブリッドポップが融合したような見事なローファイ感。同じくさらにその世界観をノイジーに表現した “Zero Zero” やサイケデリックに疾走する “Juarez”。Teenage Fanclubの様なエバーグリーン感とシューゲイズ要素を融合した “Drugstore Perfume”。今作の全体を象徴するPIL的ポストパンク、Duran Duran的ニューウェイヴのスパイスは合わせると、どこかDavid Bowieのようなグラマラスな印象を受ける。これが面白いだけでなく、マイケミ時代を考えると妙に納得させられてしまう。そして何よりもこれら多彩な音楽的背景があるにも関わらず、どの曲も彼の人懐っこいメロディーセンスが炸裂している為、非常にポップなのである。これもまたDavid Bowieを思わせる所以だろう。
来年2015年2月にはソロとして初来日も決定。この見事なまでにパーソナルで、マイケミとは全くの別ベクトルで制作されたサウンドがどう再現されるか、今から楽しみだ。
テキスト:Yuji Kamada

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