【FEATURES】5 Seconds Of Summer, デビューアルバム「5 Seconds Of Summer」インタビュー
今最も世界から注目を集める若手ポップパンクバンド、5 Seconds Of Summer(以下5SOS)。世界76カ国のiTunes で1位を獲得した彼らのデビューアルバム「5 Seconds Of Summer」が、遂にここ日本にも上陸する。平均年齢19歳と言う5SOSは、Green Dayやblink-182、All Time Lowや同郷オーストラリア出身のThe Living Endらに多大なる影響を受けてきたと言う。徹底されたポップネスと鼓膜に焼き付くキャッチーさを武器に世界にその名を轟かせている彼らは、どのような道のりを辿りアルバムを完成させたのか。ヴォーカルのLuke Hemmingsに訊いた。
“5SOSにしか出来ない音を作って行きたい”
── いよいよデビューアルバム「5 Seconds Of Summer」が、ここ日本でもリリースとなります。キラキラとしたグッドメロディやポップネスが詰め込まれた、ポップパンクの未来を担うようなアルバムになりましたね。
Luke Hammings(以下Luke):アルバムを聴いてもらえばすぐにわかると思うけど、人々が聴きたくなるようなポップなメロディーを歌うことって、何も悪くないと思うんだ。僕たち自身も大好きな音だしね。みんなに僕らが作ったギターのリフや、いろんな音の要素を聴きこんでもらえたら嬉しいよ!
── 皆さんは普段、どのようなプロセスで曲作りを進めて行くのでしょうか?
Luke:まず、ギターのリフか歌詞のアイディアを決めていくんだ。そこから、自分たちのそれぞれのパートのイメージを膨らませて行き、曲を組み立てて行く感じかな。ギターを弾きながら曲を作って行くのが、一番やりやすいってことに最近気がついたんだよ。
── レコーディング当初はかなりナーバスになってしまったそうですが……。
Luke:うん、そうなんだ。実はそれまで、僕らはまだパブみたいな小さな場所でしかプレイしたことが無かったから、大きなスタジオでいざレコーディングが始まる、と思ったらものすごく緊張してしまってね。一番苦労したのは、とてつもなく広い空間でヴォーカル録りをした時だったかな。それまでレコーディングの経験も無かったからね。
── 踊りだしたくなるような “Don’t Stop” や “Kiss Me Kiss Me” と言ったポップな曲はもちろん、しっとりとした “Beside You” のようなミディアムバラードや美しいコーラスなど様々な要素が凝縮されていますよね。
Luke:うん、そうだね!なぜなら、バラエティ豊かな楽曲を収録することによって、アルバム全体に面白みが増して、より良いアルバムになって行くと思ったからだよ。アルバムを制作するにあたって本当にたくさんの曲を書いて、その中から「5 Seconds Of Summer」にピッタリの楽曲を選んでいったんだ。
── 上記も踏まえ、特に印象に残った曲や気にいっている曲があれば教えてください。
Luke: “End Up Here” 一択だね!大好きな曲だよ。
── あなたがたが影響を受けたと語るGreen DayやAll Time Low、Good CharlotteやThe Living Endと言ったバンドたちのサウンドも意識されたのでしょうか。
Luke:今挙げてくれたのは大好きなバンドであると同時に、彼らの音から得た感性や経験を元に、自分たち自身の音を創り上げたかったんだ。そしてそれらをよりモダンに磨き上げて、5SOSにしか出来ない音を作って行きたい、と意識していたよ。
── “Kiss Me Kiss Me” には、All Time LowのAlex Gaskarthが参加しているんですよね。
Luke:最初にAlexに会ったときは本当に緊張したよ……All Time Lowは、僕たちに本当に大きな影響を与えてくれたバンドだからね。彼と一緒に曲作りが出来る、と聞いたときはとても興奮した。Alexは本当に才能のあるクリエイターだし、僕は彼がこれまで作ってきた曲を何度聴いてきたかわからないよ。
── アルバムのプロデューサーには、John Feldmannもクレジットされていますね。彼は多くの作品を手がける非常に優秀なプロデューサーだと思いますが、Johnとの作業はいかがでしたか?
Luke:John Feldmannは、僕がこれまでの人生の中で非常に憧れてきた人物なんだ。彼は、数々の素晴らしいバンドの作品を手掛けているからね。一緒に作業をしている間、一秒たりとも無駄な時間は無かったよ。とても良い時間を過ごしたし、Johnは僕たちの音をより素晴らしいものにしてくれたんだ。
── 間違いなく、ポップロックと言うジャンルに注目が集まる名盤となったと思います。皆さんは今後このシーンにおいて、どのようなバンドになっていきたいですか?
Luke:僕たちはあらゆる面において、ちょっと変わっている存在だと思う。でも、それって人々が予想しないことをやっていける、ってことだから、最高にクールだよね!僕たち自身はこの先も人の心を掴む音楽を作っていき、みんなを感動させられるライヴをやりたい。シンプルだけど、それが目標だよ。
── なるほど。一緒にツアーを回ってみたいバンドはいますか?
Luke:今は僕らのようなポップパンクバンドを集めて、自分たちのヘッドラインツアーをやりたいって思ってるんだ!
── 日本のファンは5 Seconds Of Summerの来日を待ち望んでいます。日本に対するイメージや、もし来日した際に行ってみたいところなどあれば教えてください。
Luke:僕やメンバーも全員、日本に行きたくてたまらないんだ!日本のイメージって、一言で表すとしたら「ワンダーランド」だよ。もし日本に行けたら、たとえ少しの間しか滞在できないとしても、出来るだけ多くのことをやりたいと思ってるよ!
── では最後に、日本のファンに一言メッセージを頂けますか。
Luke:日本のファンのみんな、僕らのことを待っていてくれて本当にありがとう。でも今は、僕たちが日本のファンのみんなに会いたくて待ちきれないんだ!素晴らしいサポートに感謝するよ。byeeee x!
Interview / Translation: Leyna Miyakawa
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