【REVIEWS】Harbour – Grade School Summer 〜 一周したからこそ輝くサウンドを散りばめ、最先端に昇華した極上メロディック 〜

Released: 12/17/2014 – bullion
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これまでも忘れた頃にズバっと目が覚める様な最高なバンドが登場してきたカナダのシーンだが、それは未だに変わっていない。Ten Second Epicを始めとした素晴らしいカナダ産を日本に紹介してきたBullionが新たに送り出すこのバンドもまた、結成僅か2年というキャリアながらもそれを感じさせない破格のサウンドを鳴らしている。そう、Sum 41やNot By Choice等、カナダの中でも数多くのパンクバンドを産んできたトロントで結成された注目株である。
彼等の素晴らしい所はそのバランス感覚。ファストだったりハードコアだったりキャッチーだったり単なるリバイバルだったりというバンドは幾千といる昨今のシーンだが、彼等は新旧の良さを見事に両立。ファストなサウンドを持ったバンドが少なくなってきている故に最初はその部分に耳がいきがちではあるが、それだけではないのだ。一分弱の高らかに鳴らされるギターから爽快に疾走していく “The End” の青く胸搔き毟るメロディー。The AtarisやUseless ID的な青空を彷彿とさせるタイトルトラック “Grade School Summer”。エモメロの要素を前面に打ち出した “So Long”。モダンなメロディーラインとコーラスワーク、少しヘヴィなチューニングのギターが耳を奪う “Everything That You’re Not”。全体的な音像や声質辺りでMxPxや90年代のバンドと比喩されるのも分からなくはないが、時にメタリックなフレーズやメンバーも好きだと公言するHit The LightsやThe Starting Lineの様なエモーショナルなメロディー、プログレッシヴな展開もサラッと盛り込まれている辺り、単にそうとも言えない面白さがある。
90年代、2000年代、2010年代という10年区切りでパンクシーンを見ていった時にそれぞれのトレンドがあるのは紛れもない事実ではあるが、その全てを屈託なく鳴らす彼等の清さに胸を打たれるのだ。最後にもう一度言うが、単なる温故知新的なサウンドでは決してなく、ここ約30年のメロディック/ポップパンクを貫きながらもその先の未来が見える、そんな一枚になっている。諸手を挙げてオススメしたい。
テキスト:Yuji Kamada

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