【REVIEWS】All Time Low – Future Hearts 〜未来に向かって手を伸ばすポップネスが詰まった最新作〜

Released: 4/15/2015 – KICK ROCK INVASION / Hopeless
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メジャーを離れ古巣Hopeless Recordsに帰還して発表された2012年の「Don’t Panic」から約3年ぶり。これまで2年以内に一枚はリリースしてきた彼等が、最も時間をかけて制作したといえる強力作がドロップした。次から次へと新たなバンドが出てくる昨今のシーンにおいて、三年新作を出さないというのは本来自殺行為に近いタームでもあるが、そこはさすがシーンのトップに君臨する彼等だ。その間も精力的にツアーを世界中で行い、その合間には“The Irony of Choking on a Lifesaver”のLive Music Videoを発表といった様々なコンテンツを発表し、しっかりとファンの心を離さない仕掛けを提供。こうして多忙の中で作られた時間を使い、The Used、Panic! At The Disco、ONE OK ROCK等を手掛けるGold FingerのJohn Feldmanを迎え、レコーディングを進めてきた。こうして完成したこの最新作は、バンドの持つポップネスをより引き立てる事に成功した作品となっている。
Green Dayの「21st Century Breakdown」やYellowcardの最新作にも近いニュアンスを持った、雄大に広がっていくオープニングトラック “Satellite” から、ポップネスを振りまきながら加速していく “Kicking & Screaming” へ。そして今作の最初のリード曲となった普遍的なポップソング “Something’s Gotta Give” を皮切りに、そこからシリアスなテーマをパワーポップ的解釈で鳴らした “Kids in the Dark”。ヴィンテージ感あるイントロからグングンと極上のエモポップソングへ展開していく “Runaways” と、シングル楽曲が並ぶ。その他にもカントリー調のファニーな世界観を持った “Missing You”、スタジアムロック的なアンセミックなバースを持った爽やかながらパワフルな “Cinderblock Garden”、John Feldmanの手腕が遺憾なく発揮されたデカダンな “Dancing With a Wolf”、壮大な世界観とエモーショナルなメロディーがQuietdriveを彷彿とさせる “The Edge of Tonight” といった、一概にポップネスと括れはするものの、非常にバリエーションの富んだ楽曲が収録。Blink-182のMark Hoppus が参加した “Tidal Waves” やGood CharlotteのJoel Maddenが参加した“Bail Me Out” といった豪華なゲスト陣も聴き所の一つだ。何より、過去を古傷とし、ここから変化を恐れずに前を向いていこうという高らかな宣言を込めた“Old Scars / Future Hearts” のステートメントが清々しくもまた力強い。彼等はまだまだその先にある高みへと昇っていくだろう。
テキスト:Yuji Kamada

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