【FEATURES】Mayday Parade,Newアルバム「Black Lines」インタビュー〜今回のアルバムは、僕らにとって大きな変化を示す作品〜

2年振り5枚目となるNewアルバム「Black Line」をリリースしたポップロックバンドMayday Parade。今まで以上にヘヴィーでエモーショナルな楽曲が集まった本作は、バンドにとって大きな変化を示す作品だという。結成から10年という節目の年に、新たな変化を求めたバンドがどのようにアルバムを作り上げたのか?ドラマーのJake Bundrickに語ってもらった。
“今作は全体的に90年代っぽさがあって、エッジが効いてヘヴィー。僕らは、そんなサウンドを鳴らしたかったんだ”
──去年の夏にはアルバムのリリースを発表していましたが、楽曲の制作はWarped Tour中にはもう始めていたのですか?また制作の期間はどれくらいでしたか?
Jake Bundrick(以下Jake):実は新作の制作は、前作のレコーディングが完了した時点ですでに始まっていたんだ。僕らにとっては、常に楽曲を作り続けることが仕事だからね。だけど、色々なアイデアがありすぎて、うまくまとまらなかったんだ。それからしばらくして、アイデアがまとまってきたから作曲作業をみんなで進めたんだ。次にプロデューサーとプレプロダクションをして、レコーディングを始めたんだよ。作曲とレコーディングの作業は数ヶ月間かかったね。すべては僕らの気持ち次第、何と言うかどんな音楽にしたいかっていう気持ち次第だからね。だから、少しでも気に入らない点があれば時間をかけて修正するんだ。
──今回は馴染みのZack & Kenではなく、新たにMike Saponeをプロデュースに迎えていますが、なぜ彼を選んだのでしょうか?また彼との作業はどうでしたか?
Jake:Mikeは新しい挑戦だったね。彼は楽曲の組み立て方とか様々なアイデアを持っていたよ。つまり、彼は素晴らしいプロデューサーだったということ。それってアリなの!?みたいなアイデアを果敢に挑戦するんだ。“Hollow” という楽曲のジャムセッションの時とかそうだったな。変わったことをやってみようということになって、かなり大きなスタジオの中で、僕とJeremyがベースとドラムが弾いていない間、BrooksとAlexはギターで変ないたずらみたいなことをやっていたよ。Derekも色々な楽器を使って、変わったチャレンジをしていたな。
──アルバム・アートワークが今までで一番シンプルになっていて、Black Lineが5本引かれてますが、このアートワークは何を意味しているのでしょうか?またこのタイトルに込めた意味があれば教えていただけますか?
Jake:これまで使っていた“傘男”のテーマとは違う何か新しいデザインにしたかったんだ。それに今回のアルバムは、僕らにとって大きな変化を示す作品でもあるからね。例えばだけど、歌詞を書いたりしていると、どこか気に入らないフレーズに線を引いて消したりすることがあるんだ。アルバムタイトルのBlack Linesは、そこからきているんだ。つまり、言えなかった言葉とか伝えられなかった思いっていう意味が隠されているんだよ。すごく単純なものだよ。それに、ダーティーでグランジなイメージで、なおかつ印象が強いものを求めていたし。それで色々と検討して、打ち合わせをして、これになったってわけ。プロデューサーのMike Saponeのおかげでサブリミナルなメッセージを送ることを楽しむようになったのも、理由のひとつかもね。
──なるほど。では今回アルバム全体のテーマは設けたのでしょうか?
Jake:特に深いテーマがあるわけでもないんだ。収録曲はどれもそれぞれにテーマがあるし。ただ強いて言うなら、サウンドにテーマのような特徴があるかな。今作は全体的に90年代っぽさがあって、エッジが効いてヘヴィー。僕らは、そんなサウンドを鳴らしたかったんだ。
──オープニングトラックの “One Of The Them Will Destroy The Other” は、今までのMayday Paradeとは曲の雰囲気が違って、サウンドもよりヘヴィーでダークな要素もある曲になっていますが、なぜこういう曲を1曲目にしようと思ったのでしょうか?
Jake:この楽曲は満場一致で、メンバー全員のお気に入りの曲なんだ。これまでの僕らとは違う雰囲気の楽曲のようで、よく聴いたら意外にそうでもない。実はかなり僕ららしい楽曲なんだよね。激しい楽曲は大好きだし、早くライブでプレイしたいね。
──またこの曲にはReal FriendsのDanがフィーチャーされていますが、彼をこの曲に入れようと思った理由を教えてください。
Jake:これはDerekのアイデアをまとめたものなんだ。Danは前回のツアーで友達になったしね。彼らがツアーで僕らのスタジオの近くに来たときに、レコーディングしたんだよ。わずか一日で。彼は最高のシンガーだよ!
──アルバムを通して、特にギターがかなりヘヴィーなサウンドになっている印象を受けました。今作のサウンドを作るのに参考にした作品などはあるのでしょうか?
Jake:メンバーそれぞれ、色々な影響を受けているよ。今作を制作するにあたって、良い作品を作るためにみんなかなりのエナジーを費やしたしね。僕個人的には、Rage Against The Machine、Nirvanaからは音楽的にかなり大きな影響を受けたね。メンバー全員、90年代のバンドからは、かなり影響を受けていると思うよ。あとはグランジ系のバンドとか、Oasisもね。
──前作がBillboardでTop10入りする、今までで最高の結果を出した中で、今作で前作とは違う方向にサウンドをシフトすることに対して、全く迷いはなかったのでしょうか?
Jake:実はそんなに気にしていなかったよ。むしろ、新しい変化が必要だと感じていた時期だったから。もしファンのみんなが気に入らないならとか考えるけど、僕はきっと気に入ってもらえるって信じているよ。だって、僕らが一番今作を気に入っているんだから。まあ、どうなるか楽しみだね。未来はわからないものだからね。
──アルバムの方向性を決定付けるキーになった曲はありますか?
Jake:方向性としては、力強い作品を作るって目標があったから、強いて挙げるなら “Just Out Of Reach” と “Letting Go” の2曲かな。
──“One Of The Them Will Destory The Other” をApple Musicで初公開していましたが、ストリーミングサービスの是非についてはどう考えていますか?
Jake:良い面と悪い面があると思う。みんなが好きな時に色々な音楽を聴けるのは素晴らしいと思うよ。そして、今まで知らなかったアーティストを知るきっかけづくりになっている点もね。だけど、問題は金銭的なところだよね。アーティストに充分な対価が支払われていない気がするんだ。1枚のアルバムを制作するのに、かなりの労力と費用がかかっているんだけど、今のサービスのままだとその費用を回収出来ないんじゃないかなって思うんだ。充分な支払いがされないと、アーティストも生活が出来ないからね。僕らの場合は、ファンがCDを買ってくれるから助かっているけど、まだそうじゃないアーティストもいるからね。このサービスは、まだまだ改善点があると思うよ。
──10月からはAP TOURにヘッドライナーとして出演しますね。
Jake:楽しみで仕方がないよ。ツアーは大好きだし、ファンにライブを観てもらえるし。毎晩、音楽を演奏できるってことが嬉しいね。ツアーでは、色々な楽しいことも計画しているから。
──今回のAP TOURはどんなツアーになると思いますか?
Jake:やっぱりこのツアーで何が楽しみかと言うと、新作を演奏出来ることなんだ。かなりヘヴィーでエナジーが溢れるようなライブになると思うよ。
──今年結成から10年が経つわけですが、メンバーの脱退はあったものの、ずっと同じメンバーで続けてこられたその秘訣はなんでしょうか?
Jake:僕らは波長が合うんだよね、きっと。メンバーみんな仲が良いしね。だから、こうやって長く続けていられることが幸せだよ。それにみんな音楽に対して真摯な姿勢を貫いているし、メンバーが僕のベストフレンズだよね。
──いい関係を築いているんですね。では10年を経て、今バンドが目指すものはなんでしょうか?
Jake:新作を出して、もっと色々な人に作品を聴いてもらって、世界中を旅する。それをこの先も続けていくことかな。今作はバンドにとって大きなターニングポイントみたいな作品だしね。
──今作までずっとFearlessと仕事をしてきていますが、あなた達とFearlessの関係はどのようなものですか?
Jake:最高の関係だよ!彼らはバンドがスタートしたときから、ずっと傍にいてくれたしね。Anywhere But Hereのリリース後、メジャーのAtlanticを去ってから、僕らには自分たちを見失っていた時期があったんだ。だけど、Fearlessのスタッフが支えてくれたんだよ。まるで家族のように、僕らを愛してくれる。そんな存在だね。
──前回の来日が2年前のPunkspringでした。Punkspringのステージはいかがでしたか?
You guys did Punkspring two years ago in Japan. How was that?
Jake:最高だったね。自分の目を一瞬疑ったよ。かなりの観客がいたしね。Simple PlanやWeezerといったバンドと共演出来たのも、すごく嬉しかった。来年にでも、また日本に戻れたらいいなって思っているよ。
──また来日を期待しています!インタビューを受けていただきありがとうございました!最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
Jake:みんなのことが大好きだよ!いつもサポートしてくれて、ありがとう!また近いうちに会えることを楽しみにしているよ!!
Mayday Parade「Black Lines」
In Stores Now
KICK ROCK INVASION/Fearless Records
EKRM-1324/¥1,944 (tax in)
Interview: Nobuya Fukawa / Translation: Ken-Ichiro-Arima


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