【REVIEWS】Mayday Parade – Monsters In The Closet

Released: 10/8/2013 – Fearless / KICK ROCK INVASION
Mayday Paradeというバンドの凄いところは、デビューから8年もの間、一貫した音楽スタイルを守り続けているということに尽きると思う。本作においてもそれは言わずもがなであり、エモーショナルなアメリカン・ロックを基盤とし、現代的なポップ・ロックをブレンドした、良い意味で歌謡曲ライクな所謂「Mayday Parade節」は健在、それを期待していたファンを決して裏切らない作品に仕上がっている。まるで歌うかのように自由に動き回るギターが印象的なリード曲 “Ghosts” は個人的に日本のロック界を牽引し続けるGLAYの普遍的な歌謡ロック・サウンドを匂わせたり、“Last Night For A Table Of Two” では彼らの代表曲ともいえるアンニュイでダンサブルな “Black Cat” の再現を感じさせたり、何処か懐かしさを味わえたり するのも旧くからのファンにはたまらなく楽しい。歴代屈指の爽快感を誇る “Girls” 、“Sorry, Not Sorry” などはポップネスの極みであるし、“Demons” などのミドルは相変わらずせつなくも温かみに満ちており、もはや十八番中のオハコといってもよい。目新しさや斬新さに欠けるのは少々残念だが、ValenciaやEvery Avenueなどの旧知のエモメロバンドの相次ぐ活動 休止にも全く動じることのない揺るぎない安定感、それを作品全体でひしひしと実感させてくれる点において、Mayday Paradeが普遍的なロックバンドに相成ったと認めざるを得ないだろう。
テキスト: 村井 祐樹 a.k.a. Sway

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