【REVIEWS】Too Close To Touch – Nerve Endings 〜 久々に現れたモダンエモの新星 〜

Published On 2015年3月25日 | By admin | REVIEWS

Released: 3/24/2015 – Epitaph

AltPress.jp Rating:
4

面白い存在となりそうなバンドがまたここに一つ誕生した。元々は米ケンタッキー州にて2010年に結成されたスクリーモバンドCascadesが母体となり、2012年に現メンバーに。そして音楽的思考が徐々に変化したタイミングでバンド名とサウンドも変更した。2014年には現在所属するEpitaphと電撃契約を果たし、同年10月にはセルフタイトルのEPをリリース。同作はPanic! At The DiscoやGet Scaredといったシアトリカルなサウンドメイクが得意なErik Ronがプロデュースした事でも話題となった。そしていよいよ満を持してリリースされるデビューフル作が本作「Nerve Ending」。EPに引き続き今作もErik Ronがプロデュースを担当している。

もろに現SlavesのJonny Craigが唄ってそうなメロディーから適度なエレクトロを擁し、アンセミックなバースへと展開していく “Someday”。モダンでオルタナティヴなサウンドと、Secrets辺りのファンに刺さりそうな切なく美しいメロディーを持った “Pretty Little Thing”。EPにも収録され、深遠な世界観とエモーションを炸裂させる “The Deep End”。取り立ててシンフォニックなサウンドメイクはないにもかかわらず、デカダンで退廃的な世界観を持った “Sinking So Long”。“Restless” ではバンドが影響を受けたというThe 1975やWalk The Moon辺りの影響が垣間見れる、スケール感溢れたコーラスワークを持つ。そしてオルタナティヴなリフからスタートする “The Chase” では、現在レーベルメイトとなったSleeping With SirensのKellin Quinnが。さらに “Hell To Pay” ではThe Word AliveのTelle Smithがフィーチャリングされていたりと、非常に豪華なゲスト陣が参加している。

まだいまいちバンドの明確な世界観が掴めない部分はあるが、ボーカリストとしての力量、一曲一曲の持つメロディーへのこだわりと楽曲のクオリティーは非常に高い。今後も注目の逸材だ。
 

 
テキスト:Yuji Kamada

              


Comments are closed.