【REVIEWS】4th ‘N Goal – Turn On The Light 〜拳突き上げ必至!伊発ハイブリッド・ポップパンカーの豪華傑作盤!〜
Released: 11/4/2-15 – Maxtreme
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思わず拳を突き上げるなんて行為は、年齢を重ねれば少なくなっていくものだ。初めて “Pickles” を聴いたとき、わたしは無意識に年甲斐もなくニヤつきながらその行為をしていた。こんなポップパンクが聴きたくて飢えていた!そんな渇きを満たすだけでなく、聴く側に自発的に “なにか” をさせるほどのパワーを持つ、爽快でメロディックなセツナメロの名曲から幕を開ける本作。イタリア出身の4th ‘N Goalは同国のVannila SkyやMelody Fallなどのポップパンクの先駆者の流れを受けながらも、米国のFour Year Strong、Set Your Goalsなどのハイ・エナジックなバンド譲りの側面も持ち合わせた、いわゆる次世代ハイブリッド・ポップパンカー。イタリア訛りというか、独特の粘りのある歌い方は古くはFriday Star、最近ではLast Day Before Holiday, NOTIMEFOR然り、特徴的でクセになる。ポップパンクとイタリアの相性の良さはいつの時代も言わずもがななのだ。
前述の名曲 “Pickles” 以外にも、国境を飛び越え、A Loss For WordsのVo. Matty Arsenaultをフィーチャーした縦ノリポップな “Red Line Extreme”。タイトル・トラックともいえる “Turn On The Lights, Dude!” は一転して壮大さや懐の深さも感じさせるハートフル・チューン。そして、Bring Me The Horizonのポップパンク・カバーとしてこちらも拳突き上げ必至、多方面で高評価と注目を得た “Drown” ももちろん収録!そのほかにもこの日本デビュー盤のために製作された新曲3曲と、2014年に発表された激エモーショナルでココロを抉るシングル “Fingers Crossed” も収録された豪華すぎる全10曲!次世代ポップパンク勢として、現在のState Champsにも勝るとも劣らない破竹の勢いを感じさせる彼らは12月に来日ツアーも決定!年齢なんか気にしている場合ではない、生で彼らの勇姿を目の当たりにし、惜しげも無く拳を突き上げまくるその日がなんとも待ち遠しい!
4th ‘N Goal「Turn On The Light」
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テキスト:Sway